同じ日のことを思い出して

また四月がきたのにもう去ってしまった。2020年春、家に閉じ籠り続けた結果他人がフィジカルに存在することを忘れそうになった季節として記憶されるとは。

眠る前に、本当に次に起きたらわたしが存在するのか不安に感じることがよくあった。高校生くらいかな。眠って目が覚めたら違う人の肉体に入っているんじゃないかと。

最近は、スマホやラップトップの画面の向こうの人たちが本当に実在するのかあやしいな、と思う。もちろん実在するんだけど、実在してもしなくてもおなじことのように感じられる。

もともと春は苦手だ。歓ぶことを強制されているみたい。実際は三寒四温と気圧の変化に振り回されるだけなのに。

 

オンライン飲みが突然流行ったのは、3月の終わりくらいだったと思う。わたしも何度かしたけど、やっぱり味気なさが好きになれない。中途半端にコミュニケーションを取るくらいなら、と思って控えるようになった。こんなに只管本を読んで料理をする日々はたぶん今しかない(はず)。

仕事はむしろ忙しくなっているのだけど、ある意味晴耕雨読というか、昼働いて夜好きなことに没頭できるので満たされているといえば満たされている。

ときどき恋しくなるものは、バーカウンターのジントニックのきりりとしたつめたさ、赤提灯の隣人の声が聞き取れないくらいの騒がしさ、焼き鳥のお店の煙のにおい。だれかとどこでご飯を食べるか決め、お店でメニューをみて選ぶこと。あるいはコースの高揚感。

自炊は好きだしそれなりにたのしんでいるけれど、ある材料のなかで作れるものを作る理性的な行為なので、食体験としてのよろこびたのしみはやはり別物だと思う。最初のころは「これ食べたい!」起点で献立を作っていたけど、なかなか意欲が続かない。プロの味がどうしたって恋しくなる。

でもプロの味って、お店の空間やサービス込みでこそ成り立つものなんだよな、としみじみ実感した。1万円のコースと1万円のテイクアウトだと、価値が全然ちがうもの。

 

四月最終日の今日はすごく暑くて、風さえなければ真夏の日差しといっても差し支えないくらいだったのだけれど、こうやって季節に追い抜かれていくのだろうなと思った。

つぎに体感できる季節はどれになることやら。わたしはまだ冬と春のあわいで立ち止っているようにおもう。

 

遠きみやこにかへらばや

非常時の空気が、東京でも濃密になってきた。

宝塚や歌舞伎のツイートを見かけるたびに、ああまた公演中止か、と思ってしまう、ことに慣れてきてしまった。宝塚は今回が新トップお披露目公演の組がふたつあって、片方は初日の幕すら上がっていない。でもこんな状況じゃ、期待もできない。

せめて役者さんが、生徒さんが、すこやかに過ごしておられるように祈るしかない。

 

できるだけ淡々と、いつも通り毎日を過ごしたいと思うけど、少し前とあまりにも違う世界線に迷い込んでしまったようで、感情が追いついていない感じ。

わたし自身の生活はそんなに変わっていないんだけど。在宅で仕事をして、なるべく人に会わず、外に出ない。でもいつまで続くのかわからなくて、いつも通りにしているしかできることがなくて、頭がふわふわしてしまう。

こんなに時間があるならやりたいことたくさんあるはずなのに。本を読むとか、読んだものをまとめるとか、フランス語の勉強とか。あんまりそんな気分になれない。

 

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買ってきたフリージアが綺麗に花開いて、それがいまの癒し。黄色いお花ってあんまり自分では選ばないから、新鮮だ。ぱっと部屋が華やぐし、通りかかるとつい香りをかぎたくなる。

 

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人間たちの騒乱なんて涼しい顔で、桜は堂々と咲き誇る。

長年住んでいた心のふるさと日本橋に、およそ6年ぶりに戻ってきたのだけど、この街はやっぱりおだやかにあかるくて好き。大学卒業とともに出てしまったから、中央区に納税するのは初めてだな。

不幸中の幸いを数えがちだけど、いまこのタイミングで好きな街に帰ってこられたのは幸運だった。

 

人生は愉しむためにあるのだし、相手が男であれ女であれ、会いたいと思ったときに会いたいし、そのときにしか行かれない場所、見られないもの、のめない酒、起こらないこと、がある。(江國香織

人生は愉しむためにある、って気持ちだけは失わないようにしないとね。

都内異国ごはん #1 シンガポールの味を神田で

海外旅行と観劇とチョコレートが生き甲斐なので、旅行と観劇が制限されているここ最近、非常にもどかしい日々が続いている。

そうは言っても労働せねばならず、労働した分だけ現実逃避したくなるので、せめて気持ちだけでも旅行したいなと思って都内異国ごはんめぐりを始めます!!!

ついでに微力でも経済を回したい。

 

【目的】ごはんとお店の空間で異国を味わう。

【ルール】いわゆるフレンチ・イタリアン・中華を除く(ただしフランス・イタリア・中国の地域料理は含んでOK)。ランチでもディナーでも可。

 

今回はシンガポールビストロでシンガポール料理をいただきました。シンガポールビストロ、名前だけでわくわくしちゃう。

松記鶏飯
〒101-0048 東京都千代田区神田司町2丁目15−1
03-5577-6883
https://goo.gl/maps/Xj2e6SmxHZouvSz89

 

シンガポールに世界一愛する人妻が住んでいるので、かの国には気づけばもう5回行っている。その彼女がおいしいものを愛しているので、行くたびに知らない味を教えてくれて、すっかり好きな国になったのだった。

クリスマスに鼎泰豊たべたりね笑

 

さて、松記鶏飯のおはなし。

最近フレンチと和食ばっかり食べてるなあと思ってエスニックのお店を探してたら見つけたのがこちら。神田駅から徒歩5分強。お店の外観がすでに日本離れしていて面白いのでぜひご自分の目で確かめてください(写真撮るの忘れた)。

平日夜19時、このご時世だし空いてるのかしらと思ったらどんどん人が来てあっという間に満席。人気店らしい。

 

まずはシンガポールのタイガービールで乾杯。780円だったかな、やっぱりちょっとお高め。だけどすいすい飲めて好きなビールなのでぐびぐびと。乾杯を優先した結果こちらも写真がないのだけど、背の高いグラスに注がれてきます。

この日は確かに寒くはなかったけど、店内は異様な熱気で3月なのにすでに扇風機が稼働している。湿度の高い感じ!もとめてたもの!

定員20名弱くらいのこぢんまりしたところで、現地の賑やかさそのままにめいめい声を張り上げておしゃべりしている。全部日本語なのがいいやら悪いやらだけど笑。

 

さて本題のごはんです。

まずはパクチーサラダ。甘辛いドレッシングがおいしい。もしゃもしゃいただく。

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キャロットケーキ(デザートじゃないよって店内の黒板に書いてある)。ぱっと見卵チャーハンな大根もちの炒め。辛い肉味噌?と合わせて食べるとあまじょっぱくてふわふわでビールが進む。

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『食の研究紀行』というタイトルのメニューに載っていた、ハムユイハンバーグ。ハムユイは中国系の食材で、魚の発酵食品だそう。豚ひき肉や蓮根と混ざったハンバーグで食感が楽しい。優しい味。
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海老のブラックペッパーソース炒めと蒸しパン。シンガポールのブラックペッパーソース、コショラーの私がむせるくらい容赦ないのですが、これも強めでたいへんよかった…蒸しパンにソースをつけてももちろんおいしい。
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シンガポールで食べたごはんで感動したランキング相当上位に入るのがこのバクテー。肉骨茶と書いてバクテー。参鶏湯の豚肉バージョンでもっと肉の脂とニンニクと胡椒が効いてるのでおいしいに決まっている。現地ではスープにそうめんみたいな麺を入れて食べたので、できたらその麺もほしかった…。

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結構お腹いっぱいだけどなにか締めに食べたい、ということで昨夏食べて感動したホッケンミー。卵麺と米麺を混ぜ、海老や卵などと一緒に炒めたもの。今回はわりとさっぱりめだったので軽く食べられた。現地で食べたのは結構クリーミーだったからお店によって違うんだろうな。
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お店の人にびっくりされるくらい、結構がっつりいただきました。ご主人がシンガポールに通っているらしく、おいしいお店の情報も仕入れた。

じんわり汗かいて、暑くてカーディガン脱いじゃうくらいの湿度の中でけらけら笑いながらおいしいもの食べるの幸せだった〜。

春のざわめき

在宅勤務3週間目だった。

2月中旬に風邪をひいた。考えてみればここのところ偶数月は毎月体調を崩している。今回の風邪はなかなかしぶとくて、いつもなら1日寝込めば現実に復帰できるのにできなかった。でも症状的にインフルでも件のウィルスでもない。お医者さんの診断もただの風邪。

ところが、3日かけてほぼ完治した出社したわたしを待っていたのは、2週間在宅令である。えー、行かなくていいなら行きませんけど、在宅かぁ。陽性と診断されたわけではないが、陰性と診断されたわけでもないので従うほかなく、平日は陽が落ちるまで外出しないドラキュラ生活を続けること半月。

出社しないと本当に外に出ないので、最近は意図的に不要不急のごはん会をしている。おいしいもの食べて元気出さないとね。

 

近所でいくらまみれになれるお店を見つけた。魚卵は富の象徴。

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春を先取りした面々。
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和牛サラダ、めちゃくちゃしっかりお肉が乗っててびっくりした。
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最近やっぱり料理が好きだなと実感。友達に食べてもらうのも好きなので、なんなら在宅勤務できるお友達各位はうちで仕事してほしい。お昼ご飯はつくります。こういう簡単なプレートご飯ですが…。

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わたしの常備菜はだいたい同じメンバーで、

・ゆでたブロッコリー(冷凍しておく)

・キャロットラペ(彩り要員。最近は千切りが面倒なので乱切り。粒マスタードいれたりクミンパウダーかけたりして飽きないように)

・きのこ(しめじとえのきを適当にミックスして冷凍しておく)

それから野菜たっぷりお味噌汁と、納豆と卵とキムチ。他の食材はそのとき安いもの、旬なもの、食べたいものを適当に。

ちなみに常備菜ではないけどやわらぎメンマは嗜好品として常備している。

 

ここ数ヶ月で炙り出しのように明らかになったのだけど、世の中には文化がなくても生きていける人が一定数いるらしい。わたしは、仕事は仕事である程度時間を使うから自分なりにやりたいことに取り組んでいるけど、でも基本的には業務時間外のために生きている。退社後に映画を観たり、本を読んだり、劇場に行ったり、おいしいものを食べたりして自分の機嫌をとっている。

文化がなくても生きていける人との隔絶は大きい。彼らは、そもそもの人生に対する肯定感が高いのかなあ。

文化どころじゃない、と言われがちなこの頃だけど、わたしにとっては食事や睡眠と同じくらい大切な栄養分なので、躍起になって摂取している。

 

最近買ってよかったものは、au payのお祭りに乗っかって衝動買いしたiPad Air楽天TVのタカラヅカオンデマンド。ミーアンドマイガールの観比べができてしまう素晴らしいアイテムで宝塚充が捗る。

新体制になってから花組はちょっと敬遠気味なのだが、柚香光さんのジャッキーの可愛さが凄すぎて再評価の機運が高まっている。コンサバなピンクのワンピースに長いおみ足と手、小さなお顔が映える…。もちろんみりおビル大好物だし芹香斗亜さんのダンディジョン卿もいい味出しているので、もっぱら16年花組公演をリピートしている。08年月組彩乃かなみさんのサリーも凛々しくてチャーミングで好き。やっぱり名作は音楽がいいんだよな。

 

まわりも自身も、いつもの春より一層ざわめいたりそわそわしたりする日々だけれど、わたしはわたしをわたしの好きなもので成立させていきたいから、淡々とそうしていく。どこにも行かなくても旅はできる、と思う今日この頃。

チョコレート愛好家のお買い上げ記録(2020年1~3月)

チョコレート愛好家のツイート数が右肩上がりに増えるこのシーズンですが、私も例に漏れずいろいろと買っています(現在進行形)。
1月後半になると「バレンタインの季節!」みたいな宣伝文句が増え始めるけど、年始早々にオンライン販売が開始されるので、チョコレート愛好家にとっては年末の情報収集開始から戦いが始まっている。

というわけで今年は、購入したチョコレートのリストをこちらで記録しようと思います。リアル闘いの記録、チョコレート戦記です。
いったんサロショメインで記載してますが、ほかの催事で買ったものも追記していきます。オンライン分は手元に届き次第写真とコメントを追加します~。

目次

サロンデュショコラオンライン購入品=「絶対に買い逃すわけにはいかない」チョコレートたち。

カタログが届いて即絶対に欲しいものをリストアップ、1/4のオンライン販売開始と同時にぽちったチョコレートたちです。

・サロンデュショコラ セレクションボックス ルコントル(Recontre)
 エヴァン、カンプリニ、モリヨシダ、ボンヌフォアなど好きなショコラティエが集った壁サーアンソロなので買いました。

クリスチャン・カンプリニ ショコラアソート フリュイエフルール
 カンプリニといえば迷わず柑橘なのでフリュイ。

・モリヨシダ コルシカセレクション
 最愛ショコラティエのひとつ、モリヨシダ。くちどけの滑らかさが群を抜いている。一つしか買わなくてよかったのだろうか。

リリアン・ボンヌフォア タブレットフィグセッシェ コフレアフター アソート4Pビークッシュ
 購入品の多さから愛情がわかりますね。基本タブレットよりもボンボン派なのだけど、リリアン・ボンヌフォアに関してはタブレットも本気で愛しています。

ルノートル プラリネ・アソート6個入
 ルノートルはピスタチオマニアの人は絶対に好きだから買ってください。

・ブノワ・ニアン ドメーヌ6f
 ブノワ・ニアンは本当にハズレがないんですよ。去年のアンナセレクションはローズ、いちじくとかで100%好みだった。今年も期待。

イカチョコレート 水のコレクション
 イスラエルショコラティエということで興味をもって初めて買いました。届くのが楽しみ。

・トゥルビヨンバイヤンブリス ショコラアソートプラリネ6P
 どこで切るのこの名前?って感じですが、日本初上陸サロショ初登場ということでチェック。マリフレのボレロガナッシュがあるようで期待。

・ルブリストルパリ レザンコントウルナーブル
 フランス語って本当にカタカナにすると???って感じ。こちらも日本初上陸サロショ初登場。もっと少ないアソートもあったんだけどつい欲張ってしまった。

で今これを書いてて気づいたんですけど私エドワートを買い忘れてますね……なんという失態…。お買い物リストと注文履歴を見直してよかった(即オンライン注文しました、トリュフエットカイエンヌペッパー。まだ在庫あってよかった…)。

サロンデュショコラ当日購入品=「目の前にあったらそりゃ買っちゃうよね…」ラインナップ。

リリアン・ボンヌフォア タブレットシトロン、タブレットフィグプラリネ、タブレットヨーグルトフレーズ、プラリネ4P
 会場に行ったらオンラインで販売してなかった商品があって、まあそりゃ買いますよね。リリアンとツーショットも撮ってもらって、フランス語でおしゃべりさせてもらって、とても嬉しかったのでもっとフランス語を上達させてアンティーブに行くぞ。

・ca ca o JASMINE
 珍しい国産ショコラ。別に限定品でもなかったのだけど、ジャスミンって珍しいしジャスミンティーが好きなのでいいなと思って衝動買いした。

サロショは会場限定品を買う+ショコラティエとの接触イベという位置づけなので、お買い物は控えめです。というかあの人ごみの中で大きい紙袋を提げたくない。

追加購入品については随時更新していきます。買いたいものリストがまだまだ無限にあって幸せすぎる。年中食べてるけど、やっぱりこの季節に食べるチョコレートが一番おいしく感じるのだった。

2019年いろいろなベストたち

みたものよんだもの編

▼今年のベスト一冊「悪女について」

今年はあんまり本読めなかったんだよな~反省。時間の決まってる舞台とかを優先してしまうんだけど集中力のままに本を読むのも片手間に読むのも好きです。来年は舞台関連の本も読みたいな。

有吉佐和子は紀ノ川の印象が強かったんだけど私の中で三大女性の描写が好きな作家になりました。他は江國香織幸田文です。


▼今年のベスト漫画「ミステリと言う勿れ」「ダンジョン飯

決められなくてふたつ。ミステリと言う勿れは背中がぞわぞわするのについ読み進めてしまう、この世で一等怖いのは人間だよね…。

ダンジョン飯はお腹抱えて笑ったなあ。センシが好きです。ダンジョンで出会う魔物を食べる漫画なんだけど、妙に食材の使い方の説得力があっておいしそうなんだよね…。


▼今年のベストドラマ「ゲームオブスローンズ」

1月はひたすらゲームオブスローンズ観てましたね。デナーリスデナーリス!!!ダウンロードして電車で観てたけど背後注意にもほどがあるドラマですね。指輪物語ハリーポッター進撃の巨人を足して割る3したドラマだよって人に紹介してます。


▼今年のベスト展示「クリムト展」「鏑木清方展」

決めかねてふたつ。クリムトは3月の旅行で見たばっかりだったけど東京の空間が結構よかったなあ。私はヘレーネ・クリムトの肖像のこっくりした白さが好きです。

鏑木清方展はほんとーによかったなあ、歌舞伎好きなので新富町をずっと眺めてた。日本画の女性の生え際を眺めがち。


▼今年のベスト映画とアニメと雑誌

そんなに観てない&読んでないので特になし。映画もうすこし観たい、ひさびさに早稲田松竹に通おうかなー。


▼今年一番はまった舞台「エリザベート

いまさら?って感じですけどめちゃくちゃハマりましたね…。なんでこんなに刺さったのかよくわからないくらい。夜のボートはいつ聴いても泣ける。来年も劇場通いしたいのでチケット当たってください。


▼今年一番はまった曲 「私だけに(エリザベート)」「Home(ファントム)」

宝塚花組にどハマりし、89期~95期あたりにハマったところ終着点は雪組ファントムだった。スキル廚のわたしがだいきほにハマらないはずもなく。円盤も無事に買いましてエンドレスリピートしています。


▼今年一番ハマった俳優「城田優

認めたくないんですけど10数年越しに城田優を直視してうわっ無理好き…となってから悪友にことあるごとに城田優の話をしてしまうのでたぶんこれは恋だね。

某バラエティでめちゃくちゃ弟なのを見てツボでした……恵比寿でナンパしててくれ…(願望)


▼今年のベスト歌舞伎5つ

「松竹梅湯島掛額(一月歌舞伎座)」

七之助さんのお七が大好き。最後の雪景色の中で赤い襦袢が血みたいによく映えてて忘れられない。

「め組の喧嘩(五月歌舞伎座)」

菊五郎劇団でこれを観られたのは僥倖…。

「上州土産百両首(七月松竹座)」

菊之助さんの今まで見たことのない一面を観られた。笑って泣いたなあ。

寺子屋(九月歌舞伎座)」

寺子屋って劇的なだけじゃんって思っていてあんまり好きじゃなかったんだけど、吉右衛門さんで観て役の大きさをよく実感できた。

勧進帳(九月歌舞伎座)」

もちろん仁左衛門さんが弁慶の回です。冨樫は一世一代だったのに弁慶はやってくださるにざさま~。力任せな弁慶じゃなくて悲哀さがあって冨樫派だったのに弁慶も好きになってしまった。

 

 

おかいもの編

▼今年のベスト買い物「ヘルシオのウォーターオーブン」

廉価版の3万くらいのを買ったんだけどめちゃくちゃ役に立ってます。野菜を蒸したり、パンをあたためたり(焼きたてのおいしさになるからついついパン食べちゃう)、お肉焼いたり。ほんとおすすめ…自炊が捗るよー!


▼今年のベストふるさと納税サッポロクラシック

美味しいビールが家にあると自炊が捗る。ふるさと納税、選ぶの大変だからいつもいくらとお米と西京焼きはレギュラーにしてて、今年はラム肉とかチーズ盛り合わせとか頼みました。お高めのウィスキーとか探してみようかな~。


▼今年一番リピートしたもの「BARTH」

Twitterで流行ってた入浴剤、試してみたら末端激しめ冷え性のわたしが湯上り寝る前までぽかぽかだったのでそれから信頼してリピしてる。ただ結構高いのでケチって1粒で使うことが多い笑。友達にあげるのにもよい。


▼今年の一番印象的な旅行「3月のオーストリアチェコ旅」

旅行記が途中だなあ…と思ったけどまあいいや…冬休みのうちに書けるかな…。

タイとも迷ったんだけど充足感が半端なかったのでこっちにした。ヨーロッパといえばパリ、それ以外はおまけくらいに思ってたけど、ウィーンは観るべきものが多いしパリとまた違った歴史もプライドも感じるし素敵だった。プラハはちょっと住んでみたいな~すこし褪せた色合いの街、寒々しいのにモノクロじゃなくて可愛い街。また行きたい。

 

 

たべもの編

▼今年一番感動したご飯「マッサマンカレー

タイ料理っておいしいじゃん……!と開眼したきっかけがマッサマンカレー。これ書いてる今も食べたい。日本でもいくつか試したけどこればっかりはやっぱりタイのマッサマンに勝てない…コクのある甘さ~~あぁたべたい!!


▼今年ハマったご飯屋さん「ビストロひつじや」

しばらく頻繁にいってたせいで2ヶ月くらい間空いちゃった。ここのラムステーキが最高すぎて経験上一人一皿食べますMサイズを。あとドリンクがほぼ原価なのでかなりの確率で飲みすぎる!

気づけば神田も日比谷も四谷も行ってるな。


▼今年のベストチョコレート「リリアンボンヌフォアのいちじくタブレット

めちゃくちゃ悩む!!!ベストなんてない!!!と思ったけどなんとかえいやっと決めた。トラウマレベルに好きなタブレット、チョコレートはボンボンを食べてなんぼと思ってるけどこのタブレットだけは別です。官能的だもんこれ。早くまた食べたい。


▼今年のベストスイーツ「ザッハトルテ

ザッハトルテ~?笑、ってテンションで臨んでウィーンであえなく返り討ちにあったザッハトルテ。しあわせな返り討ちだな。オーストリアご飯も美味しかったな…とりあえず年明けにデメル行こうっと。


▼今年のベスト和菓子「鶴屋吉信の紡ぎ詩(ピスタチオ)」

ピスタチオ活、今年はとくに捗った。アイスも和菓子もピスタチオブームきてた。

これはカロリーもサイズもお値段もピスタチオの食感も香りもバランスよくて優秀です。今度大人買いしにいこーっと。


▼今年のベストパン「パレスホテルCrownのパヴェ」

Crown閉店前に駆け込んでワゴンに山積みのパンの中からおかわりさせてもらったのがパヴェ。ほどよく甘くてバター感あって美味しかった。アランデュカス系列店も行きたい。

 

 

その他

▼今年始めました「筋トレ」

わたしが好きなものはだいたい高カロリーなのでそろそろ代謝を上げないとまずいなと思って秋から筋トレを始めた。浮腫みにくくなったし、体重増えにくくなったし、多少食べすぎても戻せるようになったから初めてよかった。細々と続けていきたいな~ベンチプレスとか具体的な数値目標があると燃えるタイプです。

 

▼今年やってよかったこと「髪色を変える」

いままでずっと地毛で髪色変えたことなかったけど、したいようにしちゃえーと思って初めてハイライトいれた。ずっとやってみたかったんだよね。やってみたかったけどやってなかったこと、を少しずつクリアしていきたいなー。

そういえばバーめぐりしたのもよかったな、ウィスキーとかハイボール好きになったからお酒を愉しむ幅が広がった。


▼今年のお気に入り「モーニング娘。佐藤優樹さん」

3月にモー娘。熱が20年ぶりくらいに再熱してからずっとまーちゃんが好きでひたすらライブ動画観てた。クセのある声、多重人格かと疑うような切り替え、沼ですね。


▼今年よかったこと3つ

持病がちょっと寛解した

不思議なつながりの友達が増えた

自分の輪郭がちょっとはっきりした

 

 

今年支えてくれた友達には感謝しきり。持つべきものはおいしいものを一緒に食べる女友達です、断言。

2019年は間違いなく暗黒期だったけどこれで下げ止まり、と思って切り替えていきたい。来年も情熱の赴くまま、好きなものを好きなだけ摂取して、けらけら笑って過ごす!

六月みたものよんだもの

6月はありがたいことにチケット運がやたらと良く、めちゃくちゃたくさん観劇に行った。

観劇や読書の後はノートに頭の中にあることを書き殴っているのだけど、後から読んでもよくわからなかったりするのでブログにまとめてみる。

 

サムネ用にコラージュしてみたらカオス。

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お品書き

6/2 三谷かぶき 月光露針路日本@歌舞伎座午後の部

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原作『風雲児たち』、三谷幸喜作・演出、高麗屋三代総出の新作。初日近くと楽近くを見物しようと思っていたけれど、結局この一回のみとなった(仕事内容が変わってから直前に行けなくなることがたまにあってそれだけがつらい…)。

スーツ姿の尾上松也、続いて松本白鸚を目にし、ここは日比谷か?と思って笑った。澤瀉屋松嶋屋幸四郎の両脇を固め抑揚をつけていて、歌舞伎の外の世界での活躍が今回の作品に活きているように思った。どこまでアドリブかわからないけど抑揚のつけ方がうまい。

染五郎の磯吉はニン。初めはぼろぼろの格好をしているが、むしろそれが器量の良さを際立てる。ボロを着てても顔がいいと目立つ。語学を習得することで自信をつけていき、表情が明るくなっていくところにリアリティがあってよかった。

ロシア娘と犬ゾリの演出は大いに笑わせてもらった。こういうところはさすが三谷というべきか。

高麗屋ってほんとに恵まれてるなあとつくづく思う。

 


6/4 モーニング娘。Best Wishes@武道館

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20年ぶりにモーニング娘。にどハマりして3ヶ月、オタクの周りにはオタクがいるものでハロプロ好きな友達に誘ってもらいツアーへ。

佐藤優樹さんが好きなのでひたすら目で追いかけていた。最初の曲がWhat is love?で、初めからクライマックスだった。他のメンバーが汗びっしょりで髪型変わりつつあるのに佐藤優樹さんだけなぜか涼しい顔でサラサラヘアーを維持していて不思議。

佐藤優樹さんは一人でイケメンからかわいこちゃんまでこなせるオーラの塊だった。ゆ、YouTubeでみたことあるー!!!と何度内心叫んだか……。

帰り道、美味しいご飯を食べてあったかくして寝て幸せでいてくれ~~と佐藤優樹さんに対して勝手につよく思ったことを覚えている。好きな女の子には全力で幸せでいてほしい。

 


6/14 映画キングダム

キャストの顔面偏差値が高すぎるというので映画化を機に漫画を途中まで読んで、悪友と映画鑑賞。金曜夜のレイトショーは最高。

公式が同担というか壁サー状態で解釈が完全に一致というかむしろ強化してくるし、かつ美を過剰摂取してしまったためしばらく「画力が強かったね……」としか言えなくなる。千円ちょっとでこんな日本の国宝レベルの顔面美を摂取していいのか?採算あってますか?

ただただ吉沢亮長澤まさみの顔がいい。長澤まさみにあの衣装を着せてくれた人ありがとう……。太もも!!!強めのメイク!!!

 


6/15 東宝エリザベート

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今年の夏一番のイベント、エリザベート。一回めはお花様のシシィ、古川雄大のトート、三浦涼介のルドルフ、山崎育三郎のルキーニ。

お花様シシィがどんどん貫禄をつけていくさま、すごい、無邪気な小娘が皇后になっていく…。憂いというか厭世の感を滲ませたシシィ。衝動的に死にたいわけではなくて、いつもちょっとずつ死にたいという気持ちを湛えている。

古川雄大のトート、黄泉の帝王でありながらどこまでも男性的にシシィを求めているように見えた。人間的と言い換えてもよい。若干黒執事を彷彿とさせるけどとにかく顔が綺麗。そしてベッドに飛び乗るたびにベッドずれないか心配になるけど、壁ドン演出が入ってて大変おいしいです。。。

三浦涼介は1789のロベスピエールるろ剣の四乃森蒼紫と三役目なのだけど、また全然違う表情を見せてもらった。ルドルフの不安げな表情、どこまでいっても孤独、何かに縋りたい、という強い気持ちが観ていてひりひりするくらい伝わった。ゆんトートとりょんルドルフ、絵面が強すぎる。耽美派か。

いっくんルキーニはさすがの安定感、あの下卑た感じを出しながら器用にこなしている印象。

エリザベート、観客がよく訓練されているのでみんなオペラグラスを持つタイミングが揃ってて一人で笑ってしまった。

 


6/17 東宝エリザベート

15日との差分はちゃぴシシィ、木村達成ルドルフの二役。

ちゃぴシシィ、陰陽のコントラストがかなり強い。どちらかというと史実に近いのはこっちなのかもな、と思った。前半が極端に明るい分、放浪を始めてからのシシィの鬱屈とした感じがより強く感じる。

木村達成ルドルフは、三浦涼介よりももっと青年らしい溌剌さが残っていて、これはこれで好演。

しかし何度見ても夜のボートできちんと泣く。たぶんお互い愛し合っていて、愛してなくても大切に思っていて、でもその形が違うんだよね。

 


6/19 花組花より男子

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ご縁があって赤坂まで観に行けた花男花男、原作もドラマもほとんど触れたことがなかったので、劇場に行く道すがら一応原作を3巻まで読んで、えっこれどう考えても道明寺エンドじゃなくない??と思いながら観た。

しろきみさんの牧野、私でもわかる牧野感。しろきみさんはお顔立ちがはっきりしているので比較的気の強い役を演じる印象はもともとあるけれど、ここまである意味宝塚っぽくない、振り切った役はなかなか珍しいのでは。お歌の安定感が素晴らしいし、声の抑揚がうまい。きつめの台詞でもキンキン響かない。あと絶妙にお衣装がダサいのですがお顔が整ってるのでなんか…まあいいか…と思いました。

ゆずかれーさんの道明寺、とにかく頭が悪くて可愛かった。姉の話で突然てれてれし出すのも、漢字読めなくてみんなに突っ込まれるのも(流石をながれいしって読んだときはびっくりしたけど)、「牧野300万!」の横断幕を他のF4の皆さんに何とか持たせようとするのも、愛すべきおばかさんという感じ。途中の三角関係のときはもう道明寺目線でいろいろ考えてしまってつらかった……。かれーさんはいろいろ言われてるけど、私は声に感情を乗せるのがうまい方だなと思っている。芝居中にせよ歌にせよ。

ついつい目で追ってしまったのが、聖乃あすかさんと音くり寿さん。あんな美しい「まーきの」ある……?ふわふわして儚げだった花沢類がパリから帰ってきて突然男になってたので私は大変動揺しました。あと5分抱き締めるのは結構長いからな。

音くり寿さんはもう声が変幻自在すぎて、スパイスとして素晴らしいと思った。画面を引き締めることができる女優さんなんだなあ。

 


6/22 歌舞伎座午前の部

  • 梶原平三誉石切

吉右衛門さんと歌六さん、米吉さんの安定感。特に歌六さんのおやじが、湿っぽくなりすぎずでも情感たっぷりで素晴らしかった。米吉さんは最近よくガン見してしまう隠れ推し女形です。

 

  • 恋飛脚大和往来

前回から半年くらいしか経ってないけど、仁左衛門さんの忠兵衛。愛之助の八右衛門、関西弁が上手なのは当たり前かもしれないけど、憎たらしさが抜群だった。前回の鴈治郎さんよりねちっこくはないけどいらっとさせてくるというか。

秀太郎さんのおえんは何回観てもよいです。秀太郎さんポジション、今後どなたがなさるんだろう。あの京訛りを残してほしいなあ。

 


6/26 恋スルARENAライブビューイング

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たまたまチケットが当たって観に行けた。横アリ遠いのでライビュで充分ありがたかった…。

明日海りおさんの声でイエモンのLove Communicationを聴けたのが僥倖すぎて。「笑うしかないね」のところで肩をすくめるみりおさんがかっこよ美しすぎて……思考停止した。ちなみにこの曲は「君はシネマのヒロインみたいに」っていう歌詞があるのですが、私は「君は痴れ者〜」と勘違いしていて、痴れ者とか吉井和哉にめちゃくちゃ言われたいやん…と思っていました大学生の頃が懐かしい。

当日はかれーちゃんが出てきて、ひたすらかわいい大型犬のようにみりおさんに尻尾を振っていた。お水飲ませてたの何だったんですか…。あと突然「牧野は渡さねーよ?」からの港のヨーコ横浜横須賀~♪は全私が内心叫びましたね。。。なんなの花組マリンルック

あとうっかりポーの一族とカサノヴァの映像を見たせいで、みりゆきれい本当尊かったな…と思ってしみじみした。ゆきちゃんのことはまだ言語化できていない。

 


6/29 花組花より男子ライブビューイング

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これまたチケットが当たって観に行った。まさか2回観られるとは。1回目は衝撃を吸収するので精一杯だったので、ようやくちゃんと咀嚼しつつ観られた。

とにかくかれーちゃんの道明寺のはしゃぎっぷりがすごい、娘役に膝カックンする次期トップスターなんて今までいましたか…?

かれーちゃんとしろきみさんが息ぴったり、相思相愛の道明寺とつくしそのもので、観ていて照れました。。お幸せにな……。

観覧車の中で道明寺が熱を出してるシーンでかれーさんが汗を流してたり、道明寺に振られたつくしちゃんが本当に泣いていたり、ライビュじゃないと見られない細部まで見られてよかった。

 


6/30 宙組オーシャンズ11

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これまたたまたまチケットが当たって観に行った。実は花組以外を生観劇するのは初めて。

宙組さんは全体的に歌が上手で安定しててよかったです。芹香斗亜さんが最高の二番手でついつい見てしまった…。真風涼帆さんはいわゆる線の太い男の中の男、って感じなのに対し、芹香斗亜さんはやや線の細い中性的な美青年であった。お二人が並ぶとバランスがよい……。

 


6/30 クリムト展@上野都美術

3月にウィーンで見たクリムト、上野に来ていたので見に行った。めちゃくちゃ並んでてげんなりしたけど意外と回転が良かった。

前知識もあまりないし、人が多かったのでわりと流し見したのだけど、作品数が多くて見応えがあった。時系列で展示されているので、初期との比較ができて面白い。とくに初期に姪を描いた『ヘレーネ・クリムト』は、クリムトらしい装飾は見られないけれど独特のこっくりした雰囲気を纏って好きだった。

クリムトは女性関係が活発だったらしく、道理で官能的な画風と言われるのかと納得したけど、あんまりエロティックだとは思わないんだよなあ。なぜか。

しかし絵画って特に言語化しづらい。いろいろ見ているはずなんだけど、何がどうして好きなのかをなかなか分析できない。

 


他:江國香織を再読しまくった

そういうメンタルだったので一気に再読した。中一のときから江國香織のきれいな世界にときどき耽りたくなる。

  • 『いつか記憶からこぼれおちるとしても』

女子校育ちは絶対に頷いてしまう、ああこういう女の子いたな、のアソートボックスみたいな作品。私は一番柚に共感してしまう。あんなに素敵なボーイフレンドはいなかったけど。

  • 『思いわずらうことなく愉しく生きよ』

職業も恋愛の仕方もぜんぜんちがう三姉妹の話。家族という共同体で、ばらばらに見える数人がひそかに共有している習慣や癖がものすごく好きなのだけど、江國香織を読んできたせいだとおもう。次女の犬山治子がとくにお気に入り。

  • 『号泣する準備はできていた』

江國香織入門編の一冊。この一文をずっと噛み締めて生きている。

« 誰かを好きになったら注意など怠り、浮かれて、永遠とか運命とか、その他ありとあらゆるこの世にないものを信じて、さっさと同居でも結婚でも妊娠でもしてしまう方がいいのだろう。 »

  • 『ぬるい眠り』

江國香織の短編集のなかで一等すき。とても短い夫婦喧嘩の話とか、あまりに現実味を帯びすぎていて読むたびに笑ってしまう。江國香織はいろんな女を描くのが得意だけど、あるタイプの男性についても残酷なまでに写実的に浮かび上がらせてくるので、時折登場人物が知り合いにいたような気すらする。

 

さすがに切符代で破産しそうなのでこの夏はおとなしくする予定(当社比)。あとはみりおさん退団公演のチケットさえご用意されれば、年内思い残すことはありません…神様よろしくお願いします……!