2018年歌舞伎マイベスト10を振り返る
2018年は毎月歌舞伎座、たまに博多座・松竹座・南座に遠征もして、贔屓の役者さんの後援会の集まりにも参加して、充実した日々でした。
特に印象深かった十の演目について記録しておこうと思います。松嶋屋さん贔屓なのが滲み出ていますがそこはよしなに。
長くなったので目次おいておきます。
- 七段目(2月歌舞伎座・奇数日)
- 神田祭(3月歌舞伎座)
- 絵本合邦辻(4月歌舞伎座)
- 切られの与三(5月シアターコクーン)
- 俊寛(6月博多座)
- 勧進帳(7月松竹座)
- 助六(10月歌舞伎座)
- 封印切(11月南座)
- ぢいさんばあさん(12月南座)
- すし屋 南座(12月南座)
- 番外編:NARUTO
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七段目(2月歌舞伎座・奇数日)
仁左玉コンビ沼に転がり落ちた演目。2/3に観に行って、幕間の時間で別日の切符を買い足したのはいい思い出。
そもそもかわいい女の子が好きなのですが、玉三郎さんの演じるお軽は完全にそれだった。儚げで弱くて守られる女の子、が愛する男の人のために身を売る、その強さと弱さの両面。
お兄さんは本懐を遂げられそうだからいいけれど、夫も亡くし父親も亡くしたお軽は、あれからなにをよすがに生きていくのだろう。そんなことを考えながら観ていた。
仁左衛門さんの平右衛門、全体的に妹に激甘なお兄ちゃんという感じがするんだけど、「死んでくれ」と妹に哀願するそのスイッチの切り替え方が、あくまで一人の武士(足軽)としての使命が優先される、というかそれしか見えてないんだなと思った。
歌舞伎って役者さんの技量はもちろんだけど、ベースになる脚本が本当に厚みがあっておもしろいんだよな。
そういえばこの演目は新市川染五郎さんも出ていて、花道の真横から彼を見上げて穴が空くほど見つめたのもいい思い出。
これから午後の部、にざさまと新染を観に行ってきます…(どきどきどき)
— natsuki (@takihashi) 2018年2月3日
意味がわからないんですけど、推し(12)が豆(の入った大入袋)をまいてた。現役中学生が投げてた。節分ありがとう…何にも考えずに今日切符取ってたよ……14日取ったらチョコ投げてくれるのかな… pic.twitter.com/qmHldtweBM
— natsuki (@takihashi) 2018年2月3日
仁左玉は無邪気な魔性の妹に振り回される笑顔が素敵なお兄さん、海老菊は強面のお兄ちゃんに殺されかけるしっかり者の清楚な妹、って感じだった。とてもざっくりしたイメージだけど笑
— natsuki (@takihashi) 2018年2月14日
2/14突然の行幸であり僥倖。いやほんとにまさか天覧歌舞伎に自分が同席する日がくるとは。ラッキーでした。
仁左玉熱引きやらずというかむしろ加熱。
にざたまの『神田祭』、これまで幾多の女性を泣かせてきた江戸一番のモテ男が初めて本気の恋に落ちて、そしたら自分でも信じられないくらいベタ惚れしてしまったので制御ききませーん!俺の女最高にいい女!みたいな仁左衛門さんのテンションの高さを感じる
— natsuki (@takihashi) 2018年3月16日
内心(いや今手を取り合ってるの美しいけど60〜70代のおじいちゃんたちなんやで)と思いつつもにやつかざるを得ない、それがにざたまパワー
— natsuki (@takihashi) 2018年3月16日
ツイートに書いていたことがすべてだった。笑 三月の筋書きの、神田祭のお写真(もちろんご両人セット)のところに仁左衛門さんのサインいただけたのがめちゃくちゃ嬉しかった。
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絵本合邦辻(4月歌舞伎座)
仁左衛門さんが一世一代と銘打たれたので、私も全力で観劇した月。頻度がすごかった。
一人二役、しかも言ってしまえば小物の悪人と、スケールの違う大悪人を演じる振り幅の大きさ。
何事も終わりがあるから美しいとは思うものの、一世一代、演じ納め、という言葉を見てしんみりしている。4月は3回伺います、全力で観ます。/東京新聞:仁左衛門 有終の「悪の華」 四月歌舞伎座「絵本合法衢」 :伝統芸能(TOKYO Web) https://t.co/IaVpziCwIn
— natsuki (@takihashi) 2018年3月28日
『絵本合法衢』初日観てからずっと反芻していた。仁左衛門さんの太平次、悪びれず当たり前のようにどんどん人を殺していく無邪気な残酷さ。それを時蔵さんのうんざりお松が際立たせているなと。お松、卑しい身分のはずだけど清潔な色気があってよかった
— natsuki (@takihashi) 2018年4月6日
12月南座でも確信したけど、私は仁左衛門さんと時蔵さんの組み合わせも硬派でなかなか好き。時蔵さんのうんざりお松、媚びているんだけど下品じゃないという素晴らしいバランスでよかった。
あと亀蔵さんと梅丸さんが美しかった…お二人とも最近よく国立で拝見していて印象強かったのでした。にざさまが梅丸さんを縛るシーンとか絵として美しかった……
— natsuki (@takihashi) 2018年4月6日
梅丸さんことまるるブームはこの辺りから火がつく。亀蔵さんはお声が素晴らしいので、耳にした瞬間嬉しくなっちゃう。
予定が狂いまくっているのですが、にざさまの千秋楽は見逃すわけにいかないので向かいます。太平次とうんざりお松を見納めると思うとしんみりします。
— natsuki (@takihashi) 2018年4月26日
仁左衛門さんが演じられる無邪気な太平次がほんとうに好きなので、もう観られないのは寂しいです。でも今月観させてもらったものを一生の思い出と、糧にする。
— natsuki (@takihashi) 2018年4月26日
太平次は人殺しが楽しくてやっているわけで、それはそれで本人にとっては幸せなんだろう。他に生きていく手段がないとも言えるのかな。
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切られの与三(5月シアターコクーン)
5月は菊五郎さんの弁天小僧も観たのでどちらを入れるかめちゃくちゃ悩んだ。。でも『切られの与三』は七之助さんの立役としての可能性を存分に堪能した演目だったのでこっち。あと梅枝さんの”深川の遊女”に対する謎の説得力…!
五月大歌舞伎と『切られの与三』について書きました。去年の『桜の森の満開の下』をどうしても思い出す。七之助さんの声に惹かれているんだろうなあ。https://t.co/mIy7CKhuOy
— natsuki (@takihashi) 2018年5月28日
『桜の〜』のときにも思いましたが、七之助さんは抑圧からの解放と死への希求が似合う。まだなんの苦労も知らないお店のお坊ちゃんだったときの与三郎が、無邪気な幼い声で「死にたーい」と言ったとき、心臓が跳ねました。そしてどこまでも落ちていく与三郎。希望は、絶望のための伏線でしかない。
6月の博多座遠征、おいしいもの食べて役者さんのご出勤を目撃してたのしかったな。俊寛を入れた理由は、最後に一人残される仁左衛門さんがあまりに美しすぎたからです。
俊寛泣きました……
— natsuki (@takihashi) 2018年6月15日
光の加減だと思うのだけど、仁左衛門さんの目がまるで海の水面を反射してるように蒼く見えた。
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勧進帳(7月松竹座)
いったい何回襲名公演を観るのか???という感じですが、本日は大阪松竹座です。小さめの小屋のとちり席最高 pic.twitter.com/JTLXdlHHks
— natsuki (@takihashi) 2018年7月20日
頂いた切符、仁左衛門さんの冨樫を真向こうから観られるベスポジ席で大変堪能させていただいたのだった。仁左衛門さんの冨樫は迫力がありすぎて私が弁慶だったらあっさり口割らずにはいられないと思う。
というわけで今月1回目の歌舞伎座、七之助さん贔屓のmiseryさんと行ってまいりました!桟敷席という贅沢を知ってしまったので今後月1くらいで桟敷にしたいかも……取れればだけど。見える景色、音の聞こえ方が違って面白かった。ツケの音がさらによく響く。
— natsuki (@takihashi) 2018年10月8日
Twitterで仲良くしてくださってるやたらと好みのかぶるお姉さんことmiseryさんと初桟敷席!桟敷席、+2000円くらいでこの体験できるなら安い…と思ったのでまた別記事にする予定。歌舞伎仲間と観劇めちゃくちゃ楽しかったな、、
十八代目勘三郎さんの追善興行ということもあって大変賑々しかった。七之助さんの揚巻も美しかったし、仁左衛門さんの助六は言うまでもなく最高に格好よかった。
今月の歌舞伎見納めでした。桟敷席、1階花道横と観たので今日は2階1列目。やっぱり揚巻は美しすぎるし、助六は格好良すぎる……推しのお顔が美しすぎて頭痛吹っ飛んだ
— natsuki (@takihashi) 2018年10月24日
私も吉原で助六にざさまに吸い付けたばこをお渡ししたい人生だった、今度からご飯出す時とか「お上がりなんし」と言うようにしますね(形から入るタイプ)
— natsuki (@takihashi) 2018年10月24日
お役が世代を超えて引き継がれているのを目撃するのも歌舞伎の醍醐味だと思うので、そういう意味でもとてもメモリアルな月だったな。
しかし助六は地味にめちゃくちゃ筋肉使う大変なお役だろうな…。
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封印切(11月南座)
とはいえやはり仁左衛門さんには関西のお役もやってほしい…という気持ちをベストタイミングで昇華させてくれたのが封印切。
封印切より先に新口村観ちゃってたので、そこに至るまでを観れてよかった。仁左衛門さん、やはり和事のなよっとした坊っちゃんがお上手。あとがんじろはんに追い詰められて最終的に公金の封印を切るわけですが、そのやり取りの間が絶妙で、上方の空気感に惚れ惚れしました。
芝居はねて即新幹線に乗ったのでもう帰路、観光はまた来月〜。色々感想はありますが、、とりあえず封印切でひたすら松嶋屋さんを観られたのがとっても幸せだった。仁左衛門さんは勿論だけど、ほんと秀太郎さんはその場にいるだけで空気作れるのがすごい。東の菊五郎、西の秀太郎だと思う
— natsuki (@takihashi) 2018年11月22日
南座で秀太郎さんを観られるのが本当に嬉しい。秀太郎さんは唯一無二のポジションで、置屋の女将とかなさるともう超絶品なのだけど、あの存在をどうにか継いでいってもらいたいなあ。
ちなみにこの月は左團次さんの毛抜もあったんだけど、それもまたよかったな…。
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ぢいさんばあさん(12月南座)
仁左衛門さんの伊織とと時蔵さんのおるん。いちゃいちゃする場面がありつつも品格を保って、下品にならないようにしなくてはいけないので、時蔵さんで観られてよかった。清潔な色気を醸し出してらした。
仁左衛門さんと時蔵さんのぢいさんばあさん、最高だったな〜〜こっちが照れるまでのいちゃつきっぷり、涙なしに見られない再会シーン…華やかさと品格を兼ね備えていて素敵だった
— natsuki (@takihashi) 2018年12月8日
しかしゴミついてるよ、やだホクロですよ、のくだりをこのお二人で観るとにやけがとまりません。
実は鷹之資さんと千之助さんの三社祭とかなり悩みました。長い長い午後の部のトリを飾る、若いお二人のフレッシュなエネルギーに満ちた舞踊だったので、あちらも観られてよかった。千之助さん、松嶋屋を継がれる方として期待してますし、舞踊が正直思っていたよりお上手でつい目で追ってしまった…!
という中でいがみの権太を選んだのは、仁左衛門さんと秀太郎さんの夫婦役があまりに素晴らしかったから。というより秀太郎さん演じる小せんの引っ込み、涙なしに観られなかった!
いがみの権太は松嶋屋勢揃い、仁左衛門さんと秀太郎さんの夫婦という贅沢(花道でのいちゃいちゃが可愛すぎるよ)に加えて時蔵さん、扇雀さん、梅玉さん、左團次さんと周りが堅牢すぎる笑。大ご馳走です。権太の憎めなさったらなかったな、来年松緑さんがどうなさるのかも楽しみ。
— natsuki (@takihashi) 2018年12月7日
仲良し夫婦、仲良し家族が主に夫側の都合で引き裂かれるのはままあるけど、小せんの権太への視線が、恨むでもなく縋るでもなく、その気丈さに胸をつかれた。
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番外編:NARUTO
ワンピース歌舞伎を観てないので、現代モノ?は初めて観たのだけど、思っていたよりかなりよかった。古典主義者なのが覆った。笑
多分脚本のまとめ方のうまさと、キャスティングに因っていると思う。NARUTOはアニメをちょっと観てだいたいキャラクターを知ってたけど、誰まで出してどのタイミングで終わるんだろうと疑問だった。
巳之助さんのナルトがちゃんと声までナルトで、隼人さんのサスケちゃんはちゃんと佇まいがサスケちゃんで、梅丸さんのサクラちゃんは原作より乙女で可愛すぎて一気に好きになった。あとカカシ先生の声、イタチ兄さんの風貌、猿弥さん笑三郎さん笑也さんの伝説の三忍……よくもまあこのタイミングでここまでキャスト揃えたなーと。
続編があれば観に行くなー。原作テニプリ対テニミュとはまた違う原作に対するリスペクト、再現度だった。
以上、今までの人生で一番歌舞伎を観た年の振り返りでした。さすがに長文すぎたしほぼ毎月仁左衛門さんのことばかり書いている。。
2018年は高麗屋さんの三代襲名ということもあって全体的に大きな演目が多く、見応えがあった。ランクインしてないけど8月歌舞伎座では推したち(市川團子さん、市川染五郎さん)がリアル天使になって私が召されたのも懐かしい。
2019年も引き続き歌舞伎充できるように頑張って働くぞ。
銀座和光のパンドエスキス販売終了が悲しすぎる
小麦粉でできたものはだいたい好きで、パン屋さんめぐりは断続的にしているのだけど、2018年下半期のブームはPain d’Esquisse for WAKOという銀座和光で販売しているエスキスのパンだった。
おいしすぎて秋にブログに登場してる。
本体のフレンチレストランであるエスキス自体はまだ訪れたことがなくて、いつか行きたいなと思っているもののカンテサンス並みの予約の取れなさと聞いているのでチャレンジを躊躇っている……。ミシュラン星付きだからなー。今年中には行きたい。
和光のANNEX(本館の道路挟んで隣)の片隅、ショコラエリアの奥にひっそりとパンの一角がある。
なんだけど、1月いっぱいで販売終了してしまうらしい。。。1月頭に歌舞伎座に行く途中でふらりと寄ったら、お知らせが掲示されててショックだった。
その時はとりあえずパボという名前のあん入りクロワッサンと、プラリネルージュというプラリネがごろごろはいったブリオッシュ、それから食パンを買って帰宅。
でもまだ食べたことのない種類もあったので、最後に全商品買ってきて食べてみた。和光で気軽に買えなくなるのが悲しすぎる……。
というわけで記念に記録。悲しい記念だな。。
パン全9種類(プラリネルージュだけ2つ)なのでなかなか嵩張った。ちょっと頭がおかしいので、右側は夫が買ってきてくれた別のお店のおいしい食パン。笑
Pain d’Esquisseの袋だらけで狂気じみてますね。右下のは、お店のロゴが入ったトートバッグが1,500円だったので記念に衝動買い。お弁当入れるサブバッグになりそうだなー。
わくわくしながら並べてみた。
左上段から
・パンオショコラ
・プラリネルージュ
・アプリコットアメール
・パボ、の並び。
左下段から
・ミニバゲット
・クロワッサン
・エスカルゴ
で、最下段がエピ。それから食パン一斤、厚切りでデフォルトで4枚切り。
(今気づいたけどそういえばショソンポムがない……前店頭に置いてあったんだけどな)
パンの断面図ってパン好きなら好きだよね?わたしは好きです。眺めててうつくしいなあと思った断面図の写真をおいておく。
クロワッサン
エスカルゴ
パボ
最終的に、一度に全部は食べられない&家族とシェアするために四等分にした。普段細かい作業嫌いなんだけどこの時ばかりはめちゃくちゃ楽しかったな…できるだけ味が均一になるようにつとめた。
一部粉々ですみません。。
実食後のお味の記録。
・パンオショコラ
パンオショコラといえばメゾンカイザーが好きなんだけど、それに比べるとチョコレートの量が物足りないかも。でもチョコレートはしっかり甘くて、生地がサクサクなのでその組み合わせはやはり大正義。
・プラリネルージュ
これが食べられなくなるのが一番痛いな…。もともとブリオッシュがすごく好きなんだけど、とくにしっとりしててちゃんと甘さがあるタイプが好きで、これはその点をクリアしている上にプラリネの香ばしさと甘さが独特で、他では食べられないと思う。。
・アプリコットアメール
クロワッサン生地の中にスポンジとセミドライのアプリコットが入ってて、サクサクとしっとり、甘さと酸味を一口で感じられるバランスの妙。アプリコット自体そんなに得意じゃないんだけど、スポンジの甘さが調和してて満足感もある。
・パボ
芥子の実(フランス語でpavot、パボ)がまぶしてあるのでそこから名前がついているみたい。これも生地が割とサクサクしてて、芥子の実の風味と甘さ控えめの餡、アクセントの黒豆によく合う。あんぱんと呼ぶには上品すぎる大人のパン。
・ミニバゲット
本当にミニなんだけど形が美しい。これは温めて食べるのが一番だな…。バゲットは中のもちもち感が勝負だと思ってる。エスキスに行ったら出てきそうだな。
・クロワッサン
パイ生地みたいなサクサク感と、内側がバターで満ちている感じ、好きだなー。クロワッサンに求めているものそのものを体現されている。結構食べ応えもある。高輪のブーランジェリーセイジアサクラのクロワッサンがかなり好みなんだけど、それよりも骨太なクロワッサンだなと思った。
・エスカルゴ
これもしっとりと甘いブリオッシュ。パリパリのナッツの食感と生地の柔らかな舌触りがたのしい。甘いんだけど甘すぎず、バランスが良くてきっと万人受けすると思う。生地の密度が高くてしあわせー。
・エピ
ベーコンエピって実はそんなに惹かれなくて、なぜならベーコンに味覚すべて持ってかれちゃうじゃんと思っていたからなんだけど、このエピはペッパーの強さと生地のハードさとのバランスが良くてすごく好きだった!食わず嫌いせずにもっと早く買えばよかった…。
・食パン
食パンといえばサントル、と思っていたけど全然タイプが違うので面白かった!サントルが甘さを感じさせるのに対して、こちらはコクというか、ちょっと重め。しょっぱいものとの相性が良さそう。ポンムピューレ(マッシュポテト)を発酵させて食パンにしているらしいので納得なんだけど調理過程が想像つかない。
・(写真にないけど)ショソンポム
先日買ったときはひたすらリンゴのフィリングが甘酸っぱくて正義だった。アップルパイって時々無性に食べたくなる。
買いに行くと基本的に並ぶほどじゃないけど人はいたので、販売終了なんて予想してなくて本当にダメージを受けてる。かなしい。
食べたいものは食べられるうちに食べておかないとダメですね。東急プラザのエスキスサンクも行こうと思って行けてない…。とにかく今年どこかでエスキスチャレンジします!
京都と温泉と年末のおいしいものたち
文字通りあっという間に駆け抜けた11〜12月の行動記録と食べものログ。この2ヶ月で人事から休暇命令が出たり退職を決意したりとばったばただったな…。仕事面では大きな分岐点でした。
そんな中でも京都2回、温泉には3回行きました。冬が来ましたね。京都は年末の風物詩になりつつあるなー。
平日に突如修善寺へ。品川駅でお寿司とビールとスタバ買い込んで新幹線に乗り込んだけど、乗り換えの三島駅まで40分くらいで食べたらすぐついた。
ハロウィン当日の三島駅→修善寺駅の電車の中、ひたすらハロウィンデコレーションがされてて可愛かった。切り絵とかお菓子のパッケージとか、手が込んでる。
部屋風呂付きの温泉のよさを知るとついつい部屋風呂にしちゃう。夜ご飯はビュッフェ+メイン+デザート、朝ごはんは朝からこのボリュームで大満足。フルーツプレートでビタミン補給した。
休日に友人と渋谷のVIRON。たまに行くんだけどやっぱりVIRON好き。ベルギーぶりにムール貝たくさん食べた。ベルギー行きたいな……。
夫の誕生日のお祝いで、家族でロウリーズプライムへ。ディナーの前にバーでシャンパンでお祝い。サロンみたいでのんびりできてよかった。
大きさ指定するときはつい気が大きくなるんだけどだいたい食べきれないやつ。これで150グラムだったかな……最後はもう一口サイズに切って、口に入れるか迷うくらいお腹いっぱいで、その様子が子供みたいと母に笑われたのだった。
白金高輪のSALTでランチ。ここのワンプレートランチ、お野菜たくさん食べられるしお気に入り。ミートローフが衝撃的なおいしさだった。
目黒の和食さとうで旧友とディナー、全体的に秋を感じるお献立。写真撮り忘れたけどトマト味噌牛肉鍋も出てきて、それがとても美味しかった。お値段もまあまあリーズナブル。
悪友というかソウルメイトの結婚式、ひたすら愉快で楽しかった。この晩婚化の時代に6人中5人が既婚or婚約中という稀有なゼミ。友人たちがいいホテルで結婚式してくれるのでおいしいご飯にありつけて嬉しい笑
自分の結婚祝いにと文様から考えさせてもらった色留袖がようやく納品されたのでした。なかなかできる体験じゃないけど、やっぱり好みドストライクなものをつくれていいな。またいつか機会がありますように。
11月の南座!改装してきれいになってた。虎屋が併設されてるのでお茶がはかどる。
京都駅で買った和久傳の炙り鯖寿司がめちゃめちゃ肉厚でおいしかった。12月にリピートした笑
南座限定の虎屋饅頭もいただきました。虎がかわいい。
天ぷらが食べたいという夫のリクエストで、お誕生日祝い(2回目)で山の上ホテルへ。カウンターで揚げてくれる天ぷらは衣軽めでつい箸が進んじゃう。
知人が東京に来たので演劇博物館に行った。久しぶりにカフェゴトー。やっぱりチーズケーキが至高、でもバナナタルトも美味しかった。
アフタヌーンティー、一時期はまってたけど、結局好きなケーキ1つ選ぶ方が幸福度高いのでは?と思って最近行ってなかった。でもマンダリンは例外。スコーンも紅茶もおいしい…たまに行きたくなる。
鰻食べられない私が日本で唯一るんるんで食べる宮崎の鰻屋さんに、思い立って突然行った(正確には母の予定に便乗した)。遠いけどそれでも食べたくなるこの写真……。
12月第1週は、夫不在の妻同士旅行ということで母と二人で長野へ。菊の湯という浅間温泉の旅館に泊まりました。
温泉が菊の形で素敵。小ぢんまりしてる古風な旅館だった。
そしてお食事、派手じゃないんだけど凝ってて美味しかった。量が多すぎないのもよかった。健全な時間に寝落ちして久しぶりにぐっすり。
ここに置いてあった温泉饅頭がおいしすぎて、チェックインしてすぐに買いに行った(近所だった)。期間限定の栗バージョンもおいしかったな。
現実。白金高輪ランチ、よく通ったAl Ceppo。パスタの量が尋常じゃないからいつもお魚食べてた。
誘われて初めて狂言を観に行った。始まる前は絶対寝る…と確信してたのにいざ始まったら面白すぎてけらけら笑ってた。全体的にゆるい笑
野村萬斎さん生で見られて嬉しかったー。言葉で理解することを大切にしてくれるコンテンツ、好き。
人生の半分推してる、もはや先輩でもなんでもない不二先輩のバレキス発売が決定して、半狂乱。何年待ったと思ってるんですか!!!
12月、また京都。南座の顔見世に家族で行くのがここ数年の恒例行事。夕方まで一人で行動してた(現地集合の多い我が実家)んだけど気楽でよかった。
ひとりでふらっとお邪魔した貴久政。丁寧な和食を食べられて満たされた。たまたま母娘づれのお客さんが多くてにぎやかだった。
東京で行きそびれた藤田展へ。京都でパリの気持ちを味わう。戦争画はやっぱり重たいけど、間近と遠目両方で見られてよかった。色の濃淡までよく見える。
南座の開演時間を勘違いしていたので、虎屋で蒸したてのお饅頭をいただく時間ができた。蒸したて本当においしかった。
終演後の南座。ライトアップきれい。
翌日も朝から歌舞伎みて、夕方は馴染みのお茶屋さんへ。芸妓さんにたくさん飲まされる会。以前カンテサンスで飲んで感動したポールジローのジュース(ノンアルだけどまるでシャンパン)があったのでいただきました。
香箱がに。
翌日のランチは豆水楼、ホテルの真裏でお豆腐のコース料理をいただいた。胃腸に優しくてよきかな。
帰り際に京都駅でぜんざい!
前述の和久傳のお弁当、ローストビーフ寿司も食べてみた。めちゃめちゃいいお肉使ってらっしゃる……。いいお値段するだけのことはある。
東京に戻って、同じ週で2度目の香箱がに。退職前に先輩がご馳走してくれた。素敵なお姉さまたちとたくさん出会えたのは本当にギフトだったな。
チームで最後のアクティビティ。クリスマス前だったから和菓子体験でサンタとツリー作った!かわいい。
和菓子体験は高校の修学旅行ぶりだったけどあの頃よりは手先が器用になっている気がする笑
ラストディナーにラム肉を所望した。
餞別のお品たち。テーブルウェアが好きなのを覚えていてくれて、お皿のセットをもらった。重かったけどありがたや。左下のは直近フランスに行ってた先輩にもらったフランス語の絵本。結構文字が多くて読み応えある。
夫の不在時に両親二人と忘年会。近所の割烹に連れて行ってもらった。父は月2で行ってるらしい笑
あん肝がおいしすぎて、断酒してたのにあっさり熱燗を頼んだ。ふぐ刺しと交互に食べるとさっぱりとクリーミーがエンドレス…。
まさかの蟹3回目ー!
ふぐの唐揚げ、ジューシーで大好き。
あとは有給消化中にひとりでまた修善寺に行って温泉に浸かりまくって、おいしいヘルシーごはんをいただいた。何にもすることのない3日間、危うく現実に帰ってこられないところだった。
母とパレスホテルで突然のアフタヌーンティー。お重に入ってて和洋折衷でかわいいし、お味も安定のパレスクオリティ。和菓子もついてくるなんて幸せすぎる〜
クリスマスは特に何もしない夫婦だけど、阪急で見つけたピスタチオクリームのストロベリームース。ブールミッシュだったかな。
シンガポールのフライト前にお寿司お寿司〜
クリスマスのシンガポールで旅行納め - the happy few
帰国して、元同僚と銀座の金田中庵でランチ。品数も多いしいろんなお魚食べさせてもらえてすごく満足度高かった。再訪確実。
からのフェルメール展。思ってたよりコンパクトだったけど、フェルメールの作品を暗い部屋でそんなに人混みなくじっくり見られてとてもよかった。印象派といい、画面に光が溢れてる絵画が好きなのかもな。
実家で大学時代の友人と両親夫と忘年会!久しぶりにお酒を飲みすぎた。母と夫と私とで料理を持ち寄ったので、豚骨・ローストポーク・アクアパッツァと謎のメインディッシュ。写真撮っておけばよかった。
ちなみに5人で6本だから思ってたよりは空かなかったね(酒飲みの家系)。
2018年思い返すとあっという間だけど、体感としてはすごーーーく長かったな…。ベルギーに行ったのとか遠い昔みたい。
観たいものを観て食べたいものを食べた1年だった。2019年も欲望に忠実に生きられますように!
ごはん好きによるごはん好きのためのベトナム滞在記-2
ごはん好きによるごはん好きのためのベトナム滞在記-1 - the happy few
年をまたいでしまったけどこちらの続き。前回はハノイ食べ歩きでしたが、今回はホーチミンのおいしかったものの記録です。
■ホーチミン観光
といっても実質滞在時間は1.5日、かつハノイより暑かったのであんまりアクティブに動けなかったな。ホテルはマリオット系列の、ルネッサンスリバーサイドホテルサイゴンに泊まりました。日本発のツアーでよく使われるらしい。ちょっと古め。
名前が定かではないのだけど、ベンタイン市場へ。海外で市場に行くのが好き。現地の活気も感じられるし、どこに行っても同じようにごちゃごちゃしてるのに不思議と国によって空気が違うから。
甘いものの摂取には事欠かない。色とりどりすぎて味の想像がつかないのも面白い。メニューを見せてもらったり、多くのおばちゃんがカタコトの日本語を喋れるのでそれでどうにか注文を決める。
ココナッツミルクに焼きバナナとタピオカが入ってるの、さっぱり甘くて美味しかった。でもこれ案外カロリーあるやつ……(旅先のカロリーは0と言い聞かせる)
腹ごなしにお散歩。フランスの面影をたどります。
市役所、外がすでにかわいいので中に入りたかったんだけど入口がわからず、ひたすら外周をぐるぐるしてた。東京は中心地が灰色だから、こんなに明るい色を見ると新鮮に感じる。
こちらは郵便局。外観も充分可愛いのですが、
中が好みすぎた!!こういうアーチ型のアーケード?のデザインすごく好き。ナポリも綺麗だったけどこれはこれでちょっとエキゾチックで素敵〜〜。
タイルの組みあわせが可愛い。
郵便局横の大聖堂にも行こうとしたのだけど、改修中で入れなかった。。教会建築も国によって特色があって見てて楽しいもののひとつ。
■ホーチミンごはん
Chi Hoa Cuisine- ホテルから徒歩圏内、ネットで探して行ってみた。駐在してる人っぽい日本人が何組かいたので有名なのかも。蒸し暑いホーチミンで飲むビールは最高、よく冷えた謎の容器に入ってサーブされる。
パクチーラバーと来て本当に良かった、パクチーものすごくたくさん食べた。揚げ春巻きサクサクで大好き。
名前忘れちゃったけど確か3種のチェー、中に入ってるイモ?の味がちょっとずつ違った。写真だとヨーグルトにしか見えない笑
ホテルごはん- 南国感満載のウェルカムスイーツとドリンクをいただきました。でもあんまり得意じゃないんだな…笑
こちらでも朝ごはんにフォーがあって嬉しい!
Katinat Saigon Kafe Nguyen Du- 郵便局の向かい側のカフェ、雰囲気が良かったのと喉が渇いてたのとでふらっと入ってみた。コーヒー頼んだはずなのに甘いのはさすが!笑
Maison Marou Saigon- ベトナムのショコラといえばMarou!ショップとイートインが併設されていて、広々としてた。インテリアもかわいいしのんびりできる空間でいいな〜。のんびりしてたらスコールに遭遇したので雨宿りさせてもらった、アジアあるある。
同行者が頼んでいたタルト、生地がさくさくで食べ応えがあった。ベトナムにしてはまあまあなお値段なだけある満足感!
エクレア大好きなので迷わずエクレア。中のチョコレートが濃厚で…食べ終わるのが悲しかった……。ちょっと生地がもちもちしているのです。
店内ものすごいカカオの香りでした。
The Chopsticks Saigon- 最後の晩餐はGoogleマップの写真がとっても素敵で美味しそうだったこちらのレストランへ。テーブルコーディネートがすでにおしゃれ。
揚げ春巻きほんとーーにおいしかった。というか春巻きにこんなにいろんな種類があってそれぞれ全然味が違うとは、恐れ入った…と思いながらもぐもぐ。
えびラバーの我らは大体毎日えび食べてましたね。えびアレルギーのアナフィラキシーで死ぬなら惜しくないけど死ぬ前に50尾くらい食べたい。右側のスープがさっぱりしててほのかに酸味があって食欲そそられました。
友達が頼んだ謎のサラダ。美味しかったんだけどなんかバナナのなにかが入ってて不思議な香りだった。
ここでも雨に降られて雨宿り。ランタンが鮮やかできれいだったな。
というわけでベトナム旅行おしまい。次回はフエ、ホイアンあたりに行きたいな。ホテルに引っ張られてる気もするけどハノイの方が居心地良かった。
いずれにせよどこに行ってもベトナム価格、食費が安く抑えられるし近いからまたサクッと行く気がする。ベトナム料理食べたくなってきた……。
ごはん好きによるごはん好きのためのベトナム滞在記-1
フランス文化圏強化月間のため、ベルギーの次はベトナムに行ってみました。
ひとびとの控えめな優しさ(はにかみが似合う)、フランスと中国のはざまのような異国情緒あふれる街並み、おだやかな時間。すごく幸せな気持ちになった5泊でした。
唯一、現地の人みんなマスクをするくらい排気ガスで空気が汚れているところだけが欠点でしたが……(最終的にちょっと喉が痛くなりました笑)、それでもまた訪れたい国です。
■ハノイへ
シンガポール在住の友人と、ホーチミンで待ち合わせ。ベトジェットエアーというLCCでハノイへ向かいます。片道6,000円くらいでした。
国内なのに意外とフライトが長くて、2時間くらい。読書したりおしゃべりしたりしながら過ごしました。
LCCあるあるですが、トラブルがいくつか起こって搭乗直前までヒヤヒヤしました。便の時間変更&事前に荷物預け用のチケットを買っておいたのに別料金を請求されるという…。ま、お金で解決できるので大したことではない。
搭乗前にすでに達成感があったので、ビールとチェー(甘いデザート)とバインミーをシェア。久々の再会(でもないけど)を喜びます。
ちなみに、大変わかりづらいですがホーチミンよりもハノイの方が空港は綺麗(上の写真はハノイの空港です)。ホーチミンは広いんだけど古かったです。
今回ハノイでは、JW Marriott Hôtel Hanoiに宿泊しました。中心地から離れているのでいちいちタクシーに乗ることになりますが、タクシー代も安いのでホテルの快適さ重視で選びました。このホテルは大当たりだったので、ホテル会員になって覚えた新しい贅沢の味 - the happy fewでも言及してます。ラウンジの食べ物がとにかく美味しくて種類があって幸せだった。この記事では、ラウンジでの食事は割愛します。
■ハノイを歩く
とにかく車とバイクの通行量が多いので、覚悟を決めてドヤ顔で歩かないといつまでたっても横断歩道を渡れない、というワイルドさ。 そして、物の多いカオスさ。
バイクの2人乗りは当たり前で、家族4人乗りもたまに見かけました。そんなにスピード出してないので危なくない…のかも。
■ハノイごはん
Rice Bistro- 初日のディナーに訪れたレストラン。スタッフの方がみんなおだやかで優しい。パクチー好きの我ら、ちゃっかり追加パクチーももらいました。ベトナム料理はお野菜たくさん取れていいですね。生春巻きもいろいろ種類があって面白かったです。あとブンも初めて食べて、もちもちで気に入りました。
謎のおじいちゃん- 街を歩いてて突然見つけた大鍋と、積み上げられたお饅頭。とてもいい匂いだったので、ランチ前なのに1ついただきました。おじいちゃんが可愛くて、おじいちゃんの提げてるポシェットも可愛かった笑。ベトナム通貨VNDの計算に慣れず、大きめのお札を渡したら、通りがかった人に両替してもらっておつりをくれました。その大らかさが好き笑。
このお饅頭、中味はよーく塩胡椒のきいた挽肉と春雨で、おいしかったです。また出会えるといいな。
Green Tangelin Hanoi- ベトナム風フレンチがいただける素敵なレストラン。内装が超好みで、一目できてよかったーと思いました。もちろんご飯もすごくおいしい!し、”ベトナム風”なのでストレートなフレンチじゃないのも良かったです。
わさびのクリーム、シューの中にはサーモンやナスをクリーミーに味付けしたもの。わさびのおかげでさっぱり食べられました。
ポークリブのコーヒーソース添え。ピラミッド型のごはんにはほうれん草が合わせられていて、食感も楽しい。何よりコーヒーソースがポークリブの味に深みを出していて最高でした。
Giang Cafe- エッグコーヒーをのんでみたくて訪れたお店。カフェ文化が盛んなので、いたるところにカフェがありました。
このお店はちょっと古びているのだけど、老いも若きも小さな椅子に座っておしゃべりしてるのを見たらほっこり。エッグコーヒー、卵黄が入っているのでまろやかで、衝撃的に甘かったけど美味しかったです。日本にもあるらしい。
TRON Vietnamese Restaurant- バインセオを食べたくて向かったお店。内装がナチュラルテイストで可愛かったです。初めて食べたバインセオも、ちょっと甘みがあっておいしかった。かなりボリューミーですが、他にもFried Riceや炒めたエビなどもいただきました。
BAO WOW- Googleマップでレストランを探していて見つけたお店。ふかふかの生地に色々な変わり種を挟んでいただきます。私はひよこ豆のペーストを選びました。ムーディで若い雰囲気のお店だったので、小腹が空いたときにまた訪れたいな。店員さんがキュートでした。
フォー・ザー・チュエン- 「ローカルフードをローカル感強いお店で食べたいよね」と調べて見つけた、いわゆるキタナシュラン的なお店。牛肉のフォーを食べました。地元の人がたくさん訪れていて、ごちゃっとした感じのお店。牛肉に火が通りきってないのがまたおいしい。スープが濃かったなあ。
ホーチミンでの滞在もまた記したいと思いますが、私はハノイの方がより好きでした。とにかくご飯がはずれなしで、しかも安かったなー。
すっかりフォー好きになってしまったのでした。
ホテル会員になって覚えた新しい贅沢の味
世の社会人、特に働く女性たちはどこのクレジットカードを使っているのでしょうか。私はずっとクレカ難民でした。
社会人一年目〜二年目、世間の荒波で得たストレスの矛先がデパートでのお買い物だったので、当然のように三越伊勢丹カードをメインカードに。今思うとポイント還元率10%になるほどお買い物してた自分にちょっと引きますね…。
その後引越しなどもあり、なかなか伊勢丹に行くこともなくなったので、メインカードを変えようかなあと悩む日々でした。
でも特に変えたい候補もなく、ずるずるとMIカードを切り続け。ちなみにキャッシュは最低限しか持たない派(たまに残金100円とかになって大変焦る)なのでカード決済額はなかなかのものです。
色々お勧めを聞いたりして出会ったのがSPGアメックスことスターウッドプリファード カード|アメリカン・エキスプレス。
細かいプロコンは既にマイラーのブロガーさんがまとめていらっしゃるので、気になる方はぐぐってみてください。
私が感じているざっくりしたメリットデメリットは下記の通りです。
【メリット】
1.ホテルに泊まったりカードで決済するとポイントが貯まる。ポイントはマイルに変えられるので、次回以降の旅行で航空券にもホテル代にもできる。
2.SPGゴールド会員ステータスが自動付与されるので、全世界だいたいどこにでもあるSPGあるいはマリオットグループのホテルに泊まると特典がある(お部屋の無料アップグレードとラウンジ利用がおいしい)。
3.カードを翌年継続したら無料宿泊できる継続特典がある。
【デメリット】
年会費が高い(ただし2年目以降の無料宿泊特典でペイできる)。
このカードを持って半年ちょっとで、既に17滞在(海外9泊、国内8泊)。海外旅行の時に使うのはもちろんだけど、国内でもそこそこ泊まってますね…。
海外旅行のときのホテル選びって、写真や口コミだけだとなかなか難しくて、現地に行ってみて思ってたのとちょっと違う……となることもあるけど、このカードを持ってからはクオリティやサービスが安定している系列ホテルを選ぶようになったので、不安が減ったように思います。これもよかった点かな。
そして何より、都内のホテルステイが最高に快適で新しいご褒美になりました。家事や仕事をすべて忘れて、本を持ち込んで、ふかふかのソファやベッドの上、あるいはラウンジでまったりおやつを食べながら読書するのが幸せすぎる。現実逃避最高。
旅行好きなカップルや夫婦に向いているカードなんじゃないかなーと思って最近は周りにじわじわ布教してます。
というわけで、これまで訪れた中で特に気に入っているホテルを記録しておきます。どれも高級感があってサービスが行き届いていて、何より客室が広くて綺麗。機会があればまた泊まりたい…!
■セントレジス大阪
7月の大阪遠征(松竹座で歌舞伎を観た)の際にちょっとだけ奮発して泊まったのがこちら。
入口がわからなくてちょっとさまよってしまったけど、セントレジスです。
まず気に入ったのはお部屋。無料アップグレードがあったとはいえ下から2番目?のお部屋で、とても広い。たしか40平米とかあったような。
ホテルに泊まると狭いお部屋に詰め込まれてるなあと思うときがあるので、この広さは感動的でした。
調度品も高級感があっていい感じ。
お誕生日の月だったので、バースデーケーキもいただきました…!でもそれ以外はもともとついてたもので、たねやのよもぎ饅頭だったと記憶しています。ドリンクも種類が色々あって迷いました。
ウェルカムサービスが充実してるのも素敵なポイント。
ちなみにここのイタリアンでランチしたのですが、特にパスタがとても美味しかった…えびとカラスミなんて私の大好きな組み合わせです。
お料理の写真がないので、レストラン入り口でお茶を濁す。
観劇を終えて帰ってきたらかわいいお祝いが!
ちなみにセントレジスは、宿泊者なら誰でもバトラーのサービスを受けられるのも売りで、私も靴磨きとお洋服のアイロンがけを頼みました。これも便利で重宝。
朝ごはんはたしか和洋で選べたのですが、私たちは洋食にしました。パリっぽい雰囲気のカフェで、西洋の方が多かったように感じました。ビジネス客かな。
朝からミニッツステーキ、フレンチトーストをいただきました。ビュッフェも普通についてきます。
正直観劇で部屋を空けてしまうのがもったいないくらい素敵なホテルでした。またお安いときを狙って泊まりに行きたいなー。
あ、セントレジスはラウンジが無いのですが、代わりに冷蔵庫の中の飲み物がたしか3000円まで飲み放題でした。1本1400円のみかんジュースを贅沢に2本おいしくいただきました!
マリオット系列の中でも上位のホテルで、さすがの安定感でした。お部屋も広々してて、ソファが大きいのがお気に入り。
ここはカクテルタイムの選択肢が多いのが魅力で、ラウンジに加えてバーにも行けます。バーで食べるサンドウィッチが大好きなので、私はラウンジをそこそこにすぐバーに行っちゃいました。
凝ったスイーツもあってラウンジも充実してます。
あと朝ごはんの選択肢も多くて、よくあるビュッフェもあるし、フレンチや和食もあってどれにするか悩みました。フレンチトーストがおいしかった。
■JWマリオット・ホテル・ハノイ
ベトナム旅行記はまた別に書くとして、このホテルは過去泊まった中でも最高に好きなホテルです。
写真だとわかりませんがお風呂も大きいのでゆったり浸かれるのが嬉しい。お部屋が広すぎて同行者とヨガしました笑
特にラウンジの充実っぷりが異常で、ここにいれば正直外出しなくてもお酒・スイーツ・ご飯全部まかなえてしまうので危険。旅行に来てるのに外に出る気を失いました。
朝ごはんでは、卵料理などいわゆるホテルメニューに加えて、お粥やフォーも選べます。牛肉のフォーがおいしかった。私と同行者はパクチーラバーだったので、毎食追加のパクチーをお願いしました。
ハノイなので、私の使ってるエアラインだと直行便がないのが玉に瑕ですが、リゾート地扱いでのんびりしに行きたいホテルです。
マリオットの回し者では全くないので、こんな記事を書きつつも来年はプルマン系列にも泊まってみたいなー。
クリスマスのシンガポールで旅行納め
年の瀬ですねえ。下書きフォルダを見ては書きかけのポストを早くお焚き上げせねば…という気持ちになります。インプットは特に今月捗っているのですが、アウトプットは全然だな……。
クリスマスからお正月へモードが切り替わっていくこの時期、結構好きです。まだクリスマスソングを流してるところもあれば、門松を飾り始めてるせっかちなところもあって。
さて、シンガポール在住の友人夫婦に会いに、弾丸で行ってきました。海外でクリスマスを過ごすのは初めて。しかもシンガポールなんて混沌としてる国なのでどうなるのかと思ってどきどき!
せっかくなので記録記録。
・違和感がすごい
→当たり前ですが常夏、12月でも気温30度超えの国なので、これまでしみついたクリスマス感は一切ないです。みんなビーサン、短パン、キャミソールみたいな格好なのにクリスマスソングが流れ、レストランではツリーやリースが飾られ…という光景は激しい違和感があった。
・ケーキを食べる文化はあんまりなさそう
→日本みたいにクリスマスケーキを買わなきゃ!みたいなのは見なかった気が。ブッシュドノエルというよりは、せいぜいそれっぽい色味のケーキがシーズナルで置いてるくらいに見えたかな。
・クリスマスセールが激しい
→これが最大の誤算でした……。デパートに行ったら、いわゆるハイブランド、しかも普段セールをしなさそうなところが激しく値下げ(普通に半額とか)。7月と12月にセールがあるんだそう。おかげで日本の初売りは行かなくてすみそうです。
ちなみにこの写真、24日夕方の高島屋のおもちゃ売り場。高島屋と伊勢丹が普通にあるんだけどみんな日本の百貨店って知ってるのだろうか。
どこの国でもやってることは変わらないんだろうけど、思わずげっと声が出るくらい混んでた。
シンガポールは仕事とプライベート合わせて4回目の訪問なのですが、初めてナイトサファリに行きました。
ここでもクリスマスメドレーが流れてて、家族連れが多かった。ツアーに参加したりショーを見たり。動物園とか好きじゃないけど、演出がディズニーがかってて楽しめた笑
しかし観光地が本当に少ないな、次行ったときに何をしたらいいんだろう…笑
滞在時間は短いけどちゃっかりおいしいものは食べてるのでそれも記録。今回は割と有名どころに突撃。
・カヤトーストとドライラクサ
朝空港について友人と合流して開口一番「お腹すいた!」と言ったら食べさせてくれた。カヤトーストはカヤジャムとバターを塗ったトースト(写真右)で、名物らしいのですが初めて食べて気に入りました。さつまいものちょっと味薄い版的な…。
ラクサは普通は汁があるらしいので、写真はドライラクサです。ココナッツカレーの麺版だと思ってます。ちょっとスパイシーでつい食べれてしまうやつ。
・文東記でシンガポールライス
シンガポールでシンガポールライスを初めて食べました。人気店らしく人も絶えないし、UBEREats的なデリバリーの人もひっきりなしにきてた。
レタスのオイスターソース炒め、後述の超美味しいご飯に超合う。
チキンは蒸したのと焼いたのがあったので友人とシェア。私は蒸した方が好み!コラーゲンたっぷり取れそう。
これが問題の、チキンエキスで炊いたお米です……美味しかった。最初は友人と二人で一つでいいねと話してたのに、食べ始めて追加しました。これは毎週食べたい。。
・LIHO Tea
日本で流行ってるタピオカドリンク、好きだけど並んでまで飲みたくはないので、シンガポールで飲んでおいた。ゴンチャに2回振られた(地図上にはあるのに閉店してる罠)のでLIHO Tea、シュガーゼロにしてもらったのになぜか甘い。
・LAKSA STEAMBOATでラクサ鍋
ドライラクサが気に入ったと話したら友人が連れてってくれたラクサ鍋。火鍋みたいなものですね。
ラクサ、マッシュルーム、チキンと3つのスープから2つ選べたので、ラクサとマッシュルームに。
空芯菜を入れるととってもおいしい。あとエビのすり身とか、まあ鍋なので何入れてもおいしいです。麺がなかったらしく春雨で締めました。
ラクサスープが濃いめの味なので、マッシュルームスープは箸休め的な扱いでした笑
シンガポールは店内どこも寒いから、お鍋くらいがちょうどいい気がする。お鍋でも寒いからみんな長袖を着込みました笑
・鼎泰豊
クリスマスのランチに小籠包、なかなかない組み合わせでは?
全部美味しかったけど、最後に食べたあんことチョコレートの入ったお饅頭が甘すぎず超おいしかった。また食べたい。
・味香園
白玉が大好きなので、この前ベトナムで食べた白玉入り生姜スープがあるこのお店へ。白玉の中身は胡麻とピーナッツから選べるので、今回はハーフ&ハーフにしました。胡麻は安定の美味しさだったけど、ピーナッツが予想以上においしかったなー。でも生姜スープが辛すぎて飲めなかった笑
奥のはマンゴータピオカかき氷みたいなものです。こっちの方が注文してる人多いんだけど、私は寒がりなのでちょっともらうくらいで十分。
・最後にカヤトースト
最初に食べたのはサクサクのパンでしたが、こちらはふわふわ系。どちらも甲乙つけがたいおいしさなので、今度からは多分両方頼んでシェアすることになるでしょう。
本当は今年ヨーロッパのクリスマスマーケットに行くつもりだったのですが、もろもろで断念してたのでいい気分転換になりました。
しかし今回相手してくれた友人、今年なんだかんだ4回会ってて、物理的な距離ってあんまり関係ないんだなーと思いました。来年も会いたい人に会いに行けますように!