チョコレート狂想曲
2019年2月、ひたすらチョコレートに熱狂している。その発端は些細なことだった。
バレンタインにはいつもジャンポールエヴァンことJPHを贈ることにしている。が、今年はなんとなくそれ以外のブランドを試してみたくなった。
JPHはフランスのブランドだし、チョコレートといえばフランスやベルギーのイメージが強かったので、その2ヶ国のブランドはまず外した。ちょうどとあるプラットフォームのメルマガでカカオサンパカが販売されていたので、スペインだしな、と思って購入。
でも他にも食べたことのないものを試してみたいなあと思って、インターネット先生に聞いてみる。ピスタチオラバーが買わずにはいられない、BABBIのピスタチオマニア。ほうほう。エデンロック聞いたことあるな、南仏でしか買えないのになんでわざわざ日本で物販してるんだろう?ありがたいから買うか。
……という調子で、「今年はチョコレート5つ買った(ほくほく)」がどんどんエスカレート、最終的に20ブランド以上のチョコレートを買いました。
自分がオタク気質かつハマると見境も際限もないことをすっかり忘れていましたね……。最終的には10個も20個もそんな変わらないな?と思ってバレンタイン当日に追加購入までしました。うん、いい感じに狂ってる。
歌舞伎のチケット20枚一気買いよりはどう考えても安いんだもん、という突っ込みどころ満載な言い訳を引っさげて、チョコレートを買いまくるの本当に楽しかった。アドレナリンはお金で買えるよ。
カンプリニだけ載ってないのだけど、これで買ったものほぼすべて。百貨店の紙袋(中)3枚分。
さすがにすべてのチョコレートを品評するわけにはいかないので、
- チョコレートざっくり分類
- 来年も絶対リピートするブランド
- 記憶に鮮烈に残っているボンボン
について記録しようかと思います。他にもおいしいチョコレートをご存知の方は是非こっそり教えてください、喜びます。
ちなみに、買ったブランドのリストはこちら。国旗のあとの数字は買った個数(粒数)です。
ざっくり計算すると200弱あるはず……一番遅い賞味期限でも4月頭なので、それまでに200粒食べるということになりますね…。
※タブレットは1枚で1カウントです。
- チョコレートざっくり分類
チョコレートに詳しいわけではないのでむしろ誰かに教わりたいのですが、区分を作るとしたら大きく4タイプに分かれるのかなと思った。
①カカオ豆の味や香りを楽しむタイプ
②フィリングがナッツ類
③フィリングが柑橘類
④フィリングがナッツ、柑橘以外
①は、カカオ豆の産地や割合などによるもの。ワインやコーヒーと同じで、酸味や苦味、ボディ、香りの種類(フルーティとかスモーキーとか)などなどいろんな言葉で語ることができる。見た目も断面も似たような色や形なのに、食べてみると味が全然違うので楽しい。
これはアランデュカス、ルノートル、エデンロック、リリアンボンヌフォア、ブノワニアン、カカオサンパカのボックスで特に楽しみました。個人的にはこのタイプが一番好き。
今日はマダガスカル産のボンボン縛りで食べ比べ。左からアランデュカス、ブノワニアン、ルノートル。産地アソート、ブランドの違いを強く感じられでよい。オーセンティックなのはアランデュカス、予想を裏切ってクセがあったのがルノートルでした。結論どれも美味しいんですけどね… pic.twitter.com/QL8TBblFc5
— natsuki (@takihashi) 2019年2月12日
産地でセルフアソート楽しかった
②フィリングがナッツ類
これはピスタチオやアーモンド、マカダミアナッツなど中身が色々なナッツ類のもの。ブランドによって食感(すごくジャリジャリしてるものもあるしなめらかなものもある)や塩気が違うので食べ比べ甲斐があった。
ノイハウスのナッツ類は総じて粗め、じゃりじゃりした食感が楽しめてわたしは好きだった。あとルノートル、アランデュカス、JPHといったところでしょうか。
③フィリングが柑橘類
ショコラオランジュに代表される、チョコレートと柑橘の苦味と酸味のコラボを楽しむタイプ。わたしは強すぎる酸味が得意ではないので、あんまり種類を食べてないのだけど、メゾンショーダンのパヴェアロランジュは最高でしたね…。あとはパスカルルガック。来年は柑橘しばりで選定してみようかなあ。
#出会いに感謝🙏 って声に出して唱えたメゾンショーダンのパヴェアロランジュがこちらです pic.twitter.com/xahRh7TSrE
— natsuki (@takihashi) 2019年2月16日
④フィリングがナッツ、柑橘以外
キャラメルとかカフェとかですかね。パスカルルガックがとても得意な印象。カルバドスとシナモンのガナッシュ、バナナとラム酒のガナッシュなど組み合わせが面白かったです。イースクもこのタイプかな。抹茶ベルガモットもシナモンも美味しかった。
あとフィリングではないけどとらやの羊羹オショコラはこれに該当するかな。めちゃくちゃ美味しかったので2箱買いました。笑
チョコレートも和菓子も大好きな私が歓喜したのが期間限定販売のとらやの羊羹オショコラ。いつもはパリ店限定らしい。ひとくちめ羊羹の舌触りなのにすぐにラム酒が香って、口の中で徐々にチョコレートになります。この時期、9粒1500円がお安く感じる…! pic.twitter.com/OpzXN7NIfQ
— natsuki (@takihashi) 2019年2月13日
ベリー系はどこに分類するのかとか色々突っ込みどころはありますが、個人の好みと印象ということで大目にみてくださいまし。
それから、まだ全ブランド食べきってないのであくまでこれまで食べた中での分類です。全部食べ終わったら追記するかもしれない。
- 来年も絶対リピートするブランド
・アランデュカス
・ルノートル
・リリアンボンヌフォア
・エデンロック
・メゾンショーダン
・バビ
・とらや
この辺りはマスト、かつ大きいボックスで買う予感。JPH、パスカルルガック、イースクあたりは好きなフレーバーがあれば、という感じ。
あとはエスコヤマとカンプリニがここに追加される気がする。
ビターチョコレートがお好きな方には本当にアランデュカスおすすめです。酸味と苦味のバランスがとにかく好み。
リリアンボンヌフォアは器用な印象。カカオ豆フォーカスでも、フィリングフォーカスでもバランスよくまとめてらっしゃる。
あ、それからパトリックロジェは現地で買って来るつもりなので、これもまた来年は買っちゃう可能性ありますね。結局全然厳選できてない笑。
- 記憶に鮮烈に残っているボンボン
また食べたいなあと思ったのは、まずルノートルのマダガスカル。甘いのだけどシェーブルチーズのようなクセがあって、おもしろい味わいでした。
それからパスカルルガックの松の実のプラリネも、大粒の松の実、ジャリジャリした食感がナッツ好きにはたまらなかった。
ノイハウスのジャンドゥーヤもなんだかんだお気に入り。ノイハウスは舌触りのざらざら感が絶妙で、甘みと塩気のバランスもよくて好きです。
ブノワニアンのまるでアプリコットも、食べて感激した一粒。まろやかで華やかな香り、もう一度食べたい。
リリアンボンヌフォアは全体的に好きなのだけど、ひまわりとトウモロコシのプラリネが特に食べ応えがありました。なかなかない組み合わせ。
今回は食べたものについて一粒ずつメモを取ったので、読み返すだけで幸せ〜〜。でも味の記録ってなかなか難しい。どうしても語彙が限られてしまう…。
普段観劇オタクなので、どうしてもチケットとコスパを比較してしまうのだけど、チョコレートはマイペースにできる贅沢だなと思いました。パッケージやボンボンそのものも可愛いし、視覚的にも幸せになれる。
今後はローカルショコラティエめぐりもしたいな〜と思ってリサーチ中。国内も、ヨーロッパ以外も色々あるみたいなので、また新しい味覚に出会えるのが楽しみです。