東ヨーロッパ紀行 #1 ウィーンでカフェ三昧&名物も食べたよ
諸事情でちょっと時間ができたので、3月末に1週間ヨーロッパに行ってきました。今回はウィーン3泊、チェスキークルムロフ1泊、プラハ2泊+トランジットでワルシャワ、の計4都市訪問。
ヨーロッパの東側は初めてだったのだけど、総じて街が綺麗(beautiful and clean、パリに慣れてるのでいちいちクリーンさに驚いた)、いい意味で都会すぎずコンパクトで、短い滞在の中でもかなり楽しんで回れたと思う。おいしいものにもたくさん出会えてすっかり好きになってしまった。
そんなわけで思い出の記録です。
チョコレートに対する愛情は散々いろんなところで書いてるので今更だと思いますが、私ザッハトルテには何にも期待してなくて笑。
そもそもほぼ食べたこともなく、食べてもそんなに???って感じだったので、「ザッハトルテは好きなタイプではないんだけど、せっかくだから食べ比べようかな〜!」なんて心持ちでウィーンに行きました。
が。
「ザッハトルテ?甘すぎてあんまり好きじゃないんだよね〜」とか言ってすみませんでした。シェアするつもりがほぼ独占状態で同行者に笑われる朝。 pic.twitter.com/q31rO5JBuH
— natsuki (@takihashi) 2019年3月25日
結局こんな始末でした、推して知るべし……。最終的に、ウィーン滞在中は1日平均2個のペースで食べた。
お店によってチョコレートの厚さ、お酒のきき具合、スポンジのしっとり加減が違うので、食べ比べもとってもし甲斐がありました。
■カフェモーツァルト
ウィーンに着いてすぐに入ったカフェ。テラス席は満席でも店内は空いてる、というのはヨーロッパあるあるですね。内装が可愛かったので迷わず店内で。
この時はまだザッハトルテへの愛が薄いので、お店のシグネチャーらしきモーツァルトタルトを注文。カフェのロゴかわいい〜。
まだ食べられそうだね、、となって(強靭な胃袋を持つ我々)、ザッハトルテも。テンション低く食べ始めて、目を瞠る。え、天国か…!
意外とさっぱりしてるのでぺろっと食べきってしまった。この時点でザッハトルテ食べ比べ敢行が決定しました。
店内内装かわいいよ!!!ヨーロッパにきたぞ!と実感できてテンション上がった。アジアもいいかもとか言ってたけどやっぱりヨーロッパですよ……。
メニューも可愛いんだけど、シェーンブルン宮殿のカフェでも見たからチェーンというか同じところで作ってるのかも?
フライトでは何も食べない主義の私はお腹ぺこぺこなので、しょっぱいものも注文。ワイルドガーリックのリゾット!ガーリックきいてておいしかった…これからオペラ歌劇場に行くのにいいのか?と背徳感あったけど、一瞬で消えた。ワイルドガーリックも結構メニューでよく見かけた。
シャンパン2杯とお水で4500円くらい。ウィーン物価高いです……パリと同じぐらいかなー。
■カフェザッハー
翌朝、本当はシェーンブルン宮殿に行くつもりが生憎の雨だったので予定変更。カフェと美術館めぐりに切り替えました。
ホテルのロケーションがよかったので、カフェザッハーまで徒歩5分弱。行列覚悟で行ったのにオープン直後だったからがらがらでした!
内装と雰囲気、今回の旅行の中で一番好み。
いやこれ映えでしかないでしょ。何でもかんでも映えと思うのは嫌いだけど、これは映え。そしてソファがふかふかで居心地がとっても良い。
こ、これが本家カフェザッハーのザッハトルテですね……(ごくり)。朝一なのでもちろん朝ごはんですよ。
本場のウィーナーコーヒー。ここのは生クリームがたっぷりでまろやか、優しい甘み。
さて、これがお目当ての本家ザッハトルテです!!!光り輝くチョコレートですよ……。ケーキと思えない品格の漂い方じゃない?
ケーキの断面図が大好きなので全部横から写真撮ったんだけど、カフェザッハーのザッハトルテはチョコレートが分厚いんですよね。濃厚、しっとり、コクがあって超おいしかったです。二人で半分このつもりがお代わりしたので一人1個。
しょっぱいものも食べました。チーズとドライトマトとアボカドのタルト、おいしかったー。なかなかのボリュームだったけどこちらもぺろり。
1階でお土産のザッハトルテを買えるのが嬉しかった!サイズも個数もパッケージも様々なので、夜ホテルで食べたいなとか日本に帰って食べたいなとか、欲望を満たせます。
私は家族に、木箱のザッハトルテ2個入りを買って帰りました〜。重かった笑。でも本場の味だね!と喜んでもらえてよかった。
■デメル
みんな大好きデメルです。ちなみにカフェザッハーの4時間後くらいに行きました。胃が強靭なので…。
これはデメルのウィーナーコーヒー。お店によって解釈違いが起こるの面白い。カプチーノとどう違うのか正直よくわかりませんでした笑。
デメルの店内はアイボリーメインの落ち着いた雰囲気。ビジネスマンがランチミーティングとかしてた。席はカフェザッハーの方が座り心地いいけど、こちらは天井高くて広々。
ほうれん草のタルトを二人で食べた。しばらく三角形のものしか食べてないな?ほうれん草ぎっしりで、ソースがとっても美味しかったです。
こちらがデメルのザッハトルテ。カフェザッハーのよりちょっと明るめのお色。比較的さっぱりしてた。
上のチョコが分厚いけど側面は薄めですね。
ザッハトルテ以外も食べてみたくて頼んだイチゴのケーキ。近くのテーブルの人が頼んでて美味しそうだったので。チーズが入ってたのかな、コクがありつつもフレッシュでぱくぱく食べました。
1階にショップがあるのでそこでお土産も買えます。すみれの花の砂糖漬けとか、かわいいパッケージで色々売ってて悩んじゃう。わたしはタブレットを買いました。
■ゲルストナー
今となると自分でも信じられないのだけど、カフェザッハー、デメル、ゲルストナーに同じ日に訪れているというね…。カロリーオーバーなんてレベルじゃない笑。
ゲルストナーではチョコムースを食べた。さすがに胃が結構限界だったけど、つい食べてしまう軽い甘さでおいしかった。
そんなに大きくないしね……(自己暗示)
ここはバーカウンターやらマカロンやら色々揃ってて、夜遅くまでやってるので重宝します。平日夜にケーキを囲んで女友達とだらだらおしゃべりする幸福。
■カフェインペリアル
こちらも行きたかったカフェ。インペリアルホテルの中にあるカフェです。朝早くからやってるので、朝一でお茶するならここも選択肢としてあり。私たちは夜行きました。一番日本人に多く遭遇した笑。
店内こんな感じ。さすがホテル内なので高級感漂ってます。割と席数は多め。
同行者がザッハトルテを頼むというので、私はチェリーとピスタチオのケーキにしました〜。チェリーはそんなに好きではないんだけど、ここのは酸味が強すぎなくておいしかったな。
ここのザッハトルテはマジパン入りで、色々種類があるみたい。私も同行者もあんまり好きじゃなかったんだけど、ここのは私たちの知ってるものと違ってしっとりしてて、気に入りました。サイズも大きすぎずいい感じ。
いかにカフェばっかり行っていたかがよくわかりますね。ほかにもいろいろ食べました、しょっぱいものもおいしかった。
■ヴィーナーシュニッツェル@フィグルミュラー
名物のカツレツ。このサイズちょっと狂気的じゃない???と言いながら食べた。私は1枚の4割くらいでギブアップで残りを同行者が食べてくれたんだけど、周りのお客さんは一人一枚食べてました。驚愕。
スープとサラダもおいしかった。
お店はいつも混んでるので、時間をずらすか予約するかして行くのがよいです。17時半くらいに行ったら運良くほぼ待ち時間なしで入れた。
■ブリオッシュキプフェル
キプフェルは食べなきゃなーと思ってたので、シェーンブルン宮殿に行く途中に駅のパン屋さんで買った。形が三日月でかわいいね。
■カイザーシュマーレンとコンソメスープ
シェーンブルン宮殿でブランチ。食べてみたかった、皇帝フランツが好きだったらしいこのプレート。ホットケーキとカステラの間みたいでおいしかったな〜〜周りのりんごとプラムのジャムで味を変えながら食べられるので飽きない。
コンソメスープもおいしかった。
■パルメンハウス
お天気が良かったので温室でお食事できるこちらへ。快適な室温の中でワイン飲んで、めっちゃ幸せだった〜〜。あとサーヴがとてもよかった!ワインのレコメンドが最高。
このレストランのシグネチャーのケーキをいただきました。チョコレートといちごって本当最強の組み合わせですよ。
■ターフェルシュピッツ@プラフッタ
友達がターフェルシュピッツ食べたほうがいいよ!と教えてくれたので、予約していきました。結論、なぜ我々はハイパー空腹の時に訪れなかったのか???と悔やむはめになった……。
たまたま予約取れたけど結構人気店だったみたい。かなり賑わってました。
席に通されてすぐに渡されるカゴ。
わーいいろんな種類のパン!プレッツェル大好き!
牛の部位が書いてあるお皿。
お鍋ごと運ばれてきます。香りがすでにすごい……香りでお腹いっぱいになりそうだよ…?
サーヴしてもらって、食べる。液体なのにお肉食べてる気持ちになるよ…!美味しすぎない何これ?と顔を見合わせながら食べる。
付け合わせも選べる。
お肉もこういう感じでサーヴしてもらえて完成形がこれなのだけど、もうスープの時点で満足感がすごくて、でも食べたかったので気持ち悪くなる寸前まで食べた笑。食い意地をもってしても完食できなくてつらかった…。
19世紀主義者なのでこれまでパリ至上主義、いやゆーておいしいものと見るべきものはパリに集結してるでしょくらいに思ってたのですが、世界は広いなーと思った。何故今まで来なかったのか……。
世界史についての知識に乏しいのでとりあえずウィーンならハプスブルク家かなと思ってこれを読んでいるのですが、人間ってすげえな……という感想しか持てなくなってきた pic.twitter.com/9eJtz6dNoK
— natsuki (@takihashi) 2019年3月24日
ウィーン、古くて美しい内装や食器がほんとにたくさんあって、優雅な気持ちになれる街だ pic.twitter.com/BzQijQo9Xk
— natsuki (@takihashi) 2019年3月26日
他にも行きたい都市がたくさんあるのですぐは難しいかもしれないけど、再訪リストに仲間入りしました。長くなったので観たもの関連は別記事でまとめます。ザッハトルテ食べたーい。