ご褒美スイーツ覚え書き・関西編
「ご褒美スイーツ覚え書き」という都内和洋の甘味処についての記事を書いたところ、「関西版も書いて」とのリクエストを頂いたので(結構前だけど……)古い記憶を掘り起こしつつまとめてみました。
京都・大阪は美味しいものがたくさんあるのでいつ行っても胃袋の容量の足りなさを実感するよ……。
■ふたば(京都・出町柳、和菓子)
言わずと知れた有名店、せっかく京都に行くならここはマストゴーです。
わりあい京都の北のほうにあるのですが、いつ行ってもだいたい30人くらいは並んでいます。いわゆる昔ながらの和菓子屋さんという店構えで、お赤飯とかも売っていたかな。
ここは豆餅が有名なので買わない手はありません。あんこの甘みが程よく、豆の歯ごたえもたのしい。冬にはお芋バージョンに出会ったこともあって、これもさりげない甘さが好きでした。
ちなみに京都の伊勢丹にも店舗があってそちらでも購入できますが、おすすめは本店で買ってできるだけ時間をおかずに鴨川のほとりで、人目を全く気にせずにがぶりと食べることです。おもちの柔らかさが全然違うので、どうせなら一番おいしいときに食べてしまいましょう。
■エシレ(大阪・阪急うめだ)
東京丸の内にも店舗を構えるエシレバターで有名なエシレですが、大阪には限定品があります。
それがこちら。
オムレット・ブール(左)とオムレット・オランジュ(右)。自信があるからこその強気な限定販売です。販売時間が決まっているので、早めにお店に行って販売時間をチェックしておきましょう。
ビスキュイ生地のふわふわな柔らかさ、もったりとしたクリームの心地よい重み、しっかりとしたバターの風味がバランスよく感じられます。
これは高カロリー……と頭をよぎる理性があっさりと一口で崩されるのがいっそ面白いです。
■ヒロコーヒー(大阪・阪急うめだ)
エシレの待ち時間に是非行っていただきたいのが、阪急うめだ地下のこちらのお店。
コーヒーやさんなのにコーヒーを買ったことはないのですが、ここのケーキは本当においしいです。特にクリームとチョコレート。
チョコレートは濃厚な甘さで食べ応えがあるので、絶対に1種類は買います。系統でいうとジャン・ポール・エヴァンかな。
あとは絹ロールというロールケーキがありまして、こちらも必須です。クリームがあっさりしていて好きなんですが、何より生地が絹と銘打っているだけある舌触りの良さ。
生菓子が難しい場合は、チョコレートクッキーもおすすめです。チョコレートの濃厚さはこちらでも充分に感じられると思います。
■北浜レトロ(大阪・北浜)
大阪のおしゃれタウンこと中之島(いつも思うけどパリのシテ島と相似では…)の近辺にあるおしゃれカフェ。その名の通りレトロな雰囲気で、女子会でかなり賑わっています。
ダークチェリーショートケーキを食べた記録が残っていました。
器にもこだわっているようで、可愛らしいカップやソーサーで美味しい紅茶をいただきながらケーキを食べられる喫茶店です。純喫茶風すぎずカフェ風すぎず、いい塩梅のオープン感があってそれも好き。
ちなみに近くに中之島バラ園があるのでそちらで散策してお腹を減らして行ってもいいですね。
数年前に訪れたときには、藤娘という薔薇が咲いていて見事でした。
■Cafe BLUE FIR TREE(京都・四条)
これはあんまり教えたくないお店なのですが、意を決して……。
舞妓さんに教えてもらった分厚いホットケーキのお店です。お店はこじんまりしているので基本的に並びます。が、その価値はあるお店。
写真だけでもおいしそうですが本当においしいです。鉄板に乗ったフレンチトーストも、見た目に反して重すぎないのでぺろりと食べられてしまいます。
写真のホットケーキは冬バージョンですが、プレーンなものもシンプルで美味しいです。私はプレーンの方が好き。ドリンクも種類があるので、甘いドリンク+プレーンホットケーキもいいかも。
南座の近くなので観劇の合間に立ち寄りたいなー。
■Patisserie S(京都・四条烏丸近く)
イートインもできるパティスリー。写真は店名にもある「エス」というケーキで、フロマージュのムースがコクがありつつも絶妙に軽いので食べやすいです。
ここはケーキの種類が豊富なのでたくさん買い占めて少しずつ食べたいところ。
チョコレートテリーヌとチーズケーキもおいしそうでした…。お土産でマカロンと焼き菓子を買ったのですが、ローズのマカロンとスコーンが特においしかった(次回絶対リピします)。焼き菓子はお酒がきいていて大人のお味でした。
京都・大阪食通ツアーしょっぱいもの編もいつか書きたい&やりたいですね。モデルプランでも書いてみるか…。