ごはん好きによるごはん好きのためのベトナム滞在記-1
フランス文化圏強化月間のため、ベルギーの次はベトナムに行ってみました。
ひとびとの控えめな優しさ(はにかみが似合う)、フランスと中国のはざまのような異国情緒あふれる街並み、おだやかな時間。すごく幸せな気持ちになった5泊でした。
唯一、現地の人みんなマスクをするくらい排気ガスで空気が汚れているところだけが欠点でしたが……(最終的にちょっと喉が痛くなりました笑)、それでもまた訪れたい国です。
■ハノイへ
シンガポール在住の友人と、ホーチミンで待ち合わせ。ベトジェットエアーというLCCでハノイへ向かいます。片道6,000円くらいでした。
国内なのに意外とフライトが長くて、2時間くらい。読書したりおしゃべりしたりしながら過ごしました。
LCCあるあるですが、トラブルがいくつか起こって搭乗直前までヒヤヒヤしました。便の時間変更&事前に荷物預け用のチケットを買っておいたのに別料金を請求されるという…。ま、お金で解決できるので大したことではない。
搭乗前にすでに達成感があったので、ビールとチェー(甘いデザート)とバインミーをシェア。久々の再会(でもないけど)を喜びます。
ちなみに、大変わかりづらいですがホーチミンよりもハノイの方が空港は綺麗(上の写真はハノイの空港です)。ホーチミンは広いんだけど古かったです。
今回ハノイでは、JW Marriott Hôtel Hanoiに宿泊しました。中心地から離れているのでいちいちタクシーに乗ることになりますが、タクシー代も安いのでホテルの快適さ重視で選びました。このホテルは大当たりだったので、ホテル会員になって覚えた新しい贅沢の味 - the happy fewでも言及してます。ラウンジの食べ物がとにかく美味しくて種類があって幸せだった。この記事では、ラウンジでの食事は割愛します。
■ハノイを歩く
とにかく車とバイクの通行量が多いので、覚悟を決めてドヤ顔で歩かないといつまでたっても横断歩道を渡れない、というワイルドさ。 そして、物の多いカオスさ。
バイクの2人乗りは当たり前で、家族4人乗りもたまに見かけました。そんなにスピード出してないので危なくない…のかも。
■ハノイごはん
Rice Bistro- 初日のディナーに訪れたレストラン。スタッフの方がみんなおだやかで優しい。パクチー好きの我ら、ちゃっかり追加パクチーももらいました。ベトナム料理はお野菜たくさん取れていいですね。生春巻きもいろいろ種類があって面白かったです。あとブンも初めて食べて、もちもちで気に入りました。
謎のおじいちゃん- 街を歩いてて突然見つけた大鍋と、積み上げられたお饅頭。とてもいい匂いだったので、ランチ前なのに1ついただきました。おじいちゃんが可愛くて、おじいちゃんの提げてるポシェットも可愛かった笑。ベトナム通貨VNDの計算に慣れず、大きめのお札を渡したら、通りがかった人に両替してもらっておつりをくれました。その大らかさが好き笑。
このお饅頭、中味はよーく塩胡椒のきいた挽肉と春雨で、おいしかったです。また出会えるといいな。
Green Tangelin Hanoi- ベトナム風フレンチがいただける素敵なレストラン。内装が超好みで、一目できてよかったーと思いました。もちろんご飯もすごくおいしい!し、”ベトナム風”なのでストレートなフレンチじゃないのも良かったです。
わさびのクリーム、シューの中にはサーモンやナスをクリーミーに味付けしたもの。わさびのおかげでさっぱり食べられました。
ポークリブのコーヒーソース添え。ピラミッド型のごはんにはほうれん草が合わせられていて、食感も楽しい。何よりコーヒーソースがポークリブの味に深みを出していて最高でした。
Giang Cafe- エッグコーヒーをのんでみたくて訪れたお店。カフェ文化が盛んなので、いたるところにカフェがありました。
このお店はちょっと古びているのだけど、老いも若きも小さな椅子に座っておしゃべりしてるのを見たらほっこり。エッグコーヒー、卵黄が入っているのでまろやかで、衝撃的に甘かったけど美味しかったです。日本にもあるらしい。
TRON Vietnamese Restaurant- バインセオを食べたくて向かったお店。内装がナチュラルテイストで可愛かったです。初めて食べたバインセオも、ちょっと甘みがあっておいしかった。かなりボリューミーですが、他にもFried Riceや炒めたエビなどもいただきました。
BAO WOW- Googleマップでレストランを探していて見つけたお店。ふかふかの生地に色々な変わり種を挟んでいただきます。私はひよこ豆のペーストを選びました。ムーディで若い雰囲気のお店だったので、小腹が空いたときにまた訪れたいな。店員さんがキュートでした。
フォー・ザー・チュエン- 「ローカルフードをローカル感強いお店で食べたいよね」と調べて見つけた、いわゆるキタナシュラン的なお店。牛肉のフォーを食べました。地元の人がたくさん訪れていて、ごちゃっとした感じのお店。牛肉に火が通りきってないのがまたおいしい。スープが濃かったなあ。
ホーチミンでの滞在もまた記したいと思いますが、私はハノイの方がより好きでした。とにかくご飯がはずれなしで、しかも安かったなー。
すっかりフォー好きになってしまったのでした。
ホテル会員になって覚えた新しい贅沢の味
世の社会人、特に働く女性たちはどこのクレジットカードを使っているのでしょうか。私はずっとクレカ難民でした。
社会人一年目〜二年目、世間の荒波で得たストレスの矛先がデパートでのお買い物だったので、当然のように三越伊勢丹カードをメインカードに。今思うとポイント還元率10%になるほどお買い物してた自分にちょっと引きますね…。
その後引越しなどもあり、なかなか伊勢丹に行くこともなくなったので、メインカードを変えようかなあと悩む日々でした。
でも特に変えたい候補もなく、ずるずるとMIカードを切り続け。ちなみにキャッシュは最低限しか持たない派(たまに残金100円とかになって大変焦る)なのでカード決済額はなかなかのものです。
色々お勧めを聞いたりして出会ったのがSPGアメックスことスターウッドプリファード カード|アメリカン・エキスプレス。
細かいプロコンは既にマイラーのブロガーさんがまとめていらっしゃるので、気になる方はぐぐってみてください。
私が感じているざっくりしたメリットデメリットは下記の通りです。
【メリット】
1.ホテルに泊まったりカードで決済するとポイントが貯まる。ポイントはマイルに変えられるので、次回以降の旅行で航空券にもホテル代にもできる。
2.SPGゴールド会員ステータスが自動付与されるので、全世界だいたいどこにでもあるSPGあるいはマリオットグループのホテルに泊まると特典がある(お部屋の無料アップグレードとラウンジ利用がおいしい)。
3.カードを翌年継続したら無料宿泊できる継続特典がある。
【デメリット】
年会費が高い(ただし2年目以降の無料宿泊特典でペイできる)。
このカードを持って半年ちょっとで、既に17滞在(海外9泊、国内8泊)。海外旅行の時に使うのはもちろんだけど、国内でもそこそこ泊まってますね…。
海外旅行のときのホテル選びって、写真や口コミだけだとなかなか難しくて、現地に行ってみて思ってたのとちょっと違う……となることもあるけど、このカードを持ってからはクオリティやサービスが安定している系列ホテルを選ぶようになったので、不安が減ったように思います。これもよかった点かな。
そして何より、都内のホテルステイが最高に快適で新しいご褒美になりました。家事や仕事をすべて忘れて、本を持ち込んで、ふかふかのソファやベッドの上、あるいはラウンジでまったりおやつを食べながら読書するのが幸せすぎる。現実逃避最高。
旅行好きなカップルや夫婦に向いているカードなんじゃないかなーと思って最近は周りにじわじわ布教してます。
というわけで、これまで訪れた中で特に気に入っているホテルを記録しておきます。どれも高級感があってサービスが行き届いていて、何より客室が広くて綺麗。機会があればまた泊まりたい…!
■セントレジス大阪
7月の大阪遠征(松竹座で歌舞伎を観た)の際にちょっとだけ奮発して泊まったのがこちら。
入口がわからなくてちょっとさまよってしまったけど、セントレジスです。
まず気に入ったのはお部屋。無料アップグレードがあったとはいえ下から2番目?のお部屋で、とても広い。たしか40平米とかあったような。
ホテルに泊まると狭いお部屋に詰め込まれてるなあと思うときがあるので、この広さは感動的でした。
調度品も高級感があっていい感じ。
お誕生日の月だったので、バースデーケーキもいただきました…!でもそれ以外はもともとついてたもので、たねやのよもぎ饅頭だったと記憶しています。ドリンクも種類が色々あって迷いました。
ウェルカムサービスが充実してるのも素敵なポイント。
ちなみにここのイタリアンでランチしたのですが、特にパスタがとても美味しかった…えびとカラスミなんて私の大好きな組み合わせです。
お料理の写真がないので、レストラン入り口でお茶を濁す。
観劇を終えて帰ってきたらかわいいお祝いが!
ちなみにセントレジスは、宿泊者なら誰でもバトラーのサービスを受けられるのも売りで、私も靴磨きとお洋服のアイロンがけを頼みました。これも便利で重宝。
朝ごはんはたしか和洋で選べたのですが、私たちは洋食にしました。パリっぽい雰囲気のカフェで、西洋の方が多かったように感じました。ビジネス客かな。
朝からミニッツステーキ、フレンチトーストをいただきました。ビュッフェも普通についてきます。
正直観劇で部屋を空けてしまうのがもったいないくらい素敵なホテルでした。またお安いときを狙って泊まりに行きたいなー。
あ、セントレジスはラウンジが無いのですが、代わりに冷蔵庫の中の飲み物がたしか3000円まで飲み放題でした。1本1400円のみかんジュースを贅沢に2本おいしくいただきました!
マリオット系列の中でも上位のホテルで、さすがの安定感でした。お部屋も広々してて、ソファが大きいのがお気に入り。
ここはカクテルタイムの選択肢が多いのが魅力で、ラウンジに加えてバーにも行けます。バーで食べるサンドウィッチが大好きなので、私はラウンジをそこそこにすぐバーに行っちゃいました。
凝ったスイーツもあってラウンジも充実してます。
あと朝ごはんの選択肢も多くて、よくあるビュッフェもあるし、フレンチや和食もあってどれにするか悩みました。フレンチトーストがおいしかった。
■JWマリオット・ホテル・ハノイ
ベトナム旅行記はまた別に書くとして、このホテルは過去泊まった中でも最高に好きなホテルです。
写真だとわかりませんがお風呂も大きいのでゆったり浸かれるのが嬉しい。お部屋が広すぎて同行者とヨガしました笑
特にラウンジの充実っぷりが異常で、ここにいれば正直外出しなくてもお酒・スイーツ・ご飯全部まかなえてしまうので危険。旅行に来てるのに外に出る気を失いました。
朝ごはんでは、卵料理などいわゆるホテルメニューに加えて、お粥やフォーも選べます。牛肉のフォーがおいしかった。私と同行者はパクチーラバーだったので、毎食追加のパクチーをお願いしました。
ハノイなので、私の使ってるエアラインだと直行便がないのが玉に瑕ですが、リゾート地扱いでのんびりしに行きたいホテルです。
マリオットの回し者では全くないので、こんな記事を書きつつも来年はプルマン系列にも泊まってみたいなー。
クリスマスのシンガポールで旅行納め
年の瀬ですねえ。下書きフォルダを見ては書きかけのポストを早くお焚き上げせねば…という気持ちになります。インプットは特に今月捗っているのですが、アウトプットは全然だな……。
クリスマスからお正月へモードが切り替わっていくこの時期、結構好きです。まだクリスマスソングを流してるところもあれば、門松を飾り始めてるせっかちなところもあって。
さて、シンガポール在住の友人夫婦に会いに、弾丸で行ってきました。海外でクリスマスを過ごすのは初めて。しかもシンガポールなんて混沌としてる国なのでどうなるのかと思ってどきどき!
せっかくなので記録記録。
・違和感がすごい
→当たり前ですが常夏、12月でも気温30度超えの国なので、これまでしみついたクリスマス感は一切ないです。みんなビーサン、短パン、キャミソールみたいな格好なのにクリスマスソングが流れ、レストランではツリーやリースが飾られ…という光景は激しい違和感があった。
・ケーキを食べる文化はあんまりなさそう
→日本みたいにクリスマスケーキを買わなきゃ!みたいなのは見なかった気が。ブッシュドノエルというよりは、せいぜいそれっぽい色味のケーキがシーズナルで置いてるくらいに見えたかな。
・クリスマスセールが激しい
→これが最大の誤算でした……。デパートに行ったら、いわゆるハイブランド、しかも普段セールをしなさそうなところが激しく値下げ(普通に半額とか)。7月と12月にセールがあるんだそう。おかげで日本の初売りは行かなくてすみそうです。
ちなみにこの写真、24日夕方の高島屋のおもちゃ売り場。高島屋と伊勢丹が普通にあるんだけどみんな日本の百貨店って知ってるのだろうか。
どこの国でもやってることは変わらないんだろうけど、思わずげっと声が出るくらい混んでた。
シンガポールは仕事とプライベート合わせて4回目の訪問なのですが、初めてナイトサファリに行きました。
ここでもクリスマスメドレーが流れてて、家族連れが多かった。ツアーに参加したりショーを見たり。動物園とか好きじゃないけど、演出がディズニーがかってて楽しめた笑
しかし観光地が本当に少ないな、次行ったときに何をしたらいいんだろう…笑
滞在時間は短いけどちゃっかりおいしいものは食べてるのでそれも記録。今回は割と有名どころに突撃。
・カヤトーストとドライラクサ
朝空港について友人と合流して開口一番「お腹すいた!」と言ったら食べさせてくれた。カヤトーストはカヤジャムとバターを塗ったトースト(写真右)で、名物らしいのですが初めて食べて気に入りました。さつまいものちょっと味薄い版的な…。
ラクサは普通は汁があるらしいので、写真はドライラクサです。ココナッツカレーの麺版だと思ってます。ちょっとスパイシーでつい食べれてしまうやつ。
・文東記でシンガポールライス
シンガポールでシンガポールライスを初めて食べました。人気店らしく人も絶えないし、UBEREats的なデリバリーの人もひっきりなしにきてた。
レタスのオイスターソース炒め、後述の超美味しいご飯に超合う。
チキンは蒸したのと焼いたのがあったので友人とシェア。私は蒸した方が好み!コラーゲンたっぷり取れそう。
これが問題の、チキンエキスで炊いたお米です……美味しかった。最初は友人と二人で一つでいいねと話してたのに、食べ始めて追加しました。これは毎週食べたい。。
・LIHO Tea
日本で流行ってるタピオカドリンク、好きだけど並んでまで飲みたくはないので、シンガポールで飲んでおいた。ゴンチャに2回振られた(地図上にはあるのに閉店してる罠)のでLIHO Tea、シュガーゼロにしてもらったのになぜか甘い。
・LAKSA STEAMBOATでラクサ鍋
ドライラクサが気に入ったと話したら友人が連れてってくれたラクサ鍋。火鍋みたいなものですね。
ラクサ、マッシュルーム、チキンと3つのスープから2つ選べたので、ラクサとマッシュルームに。
空芯菜を入れるととってもおいしい。あとエビのすり身とか、まあ鍋なので何入れてもおいしいです。麺がなかったらしく春雨で締めました。
ラクサスープが濃いめの味なので、マッシュルームスープは箸休め的な扱いでした笑
シンガポールは店内どこも寒いから、お鍋くらいがちょうどいい気がする。お鍋でも寒いからみんな長袖を着込みました笑
・鼎泰豊
クリスマスのランチに小籠包、なかなかない組み合わせでは?
全部美味しかったけど、最後に食べたあんことチョコレートの入ったお饅頭が甘すぎず超おいしかった。また食べたい。
・味香園
白玉が大好きなので、この前ベトナムで食べた白玉入り生姜スープがあるこのお店へ。白玉の中身は胡麻とピーナッツから選べるので、今回はハーフ&ハーフにしました。胡麻は安定の美味しさだったけど、ピーナッツが予想以上においしかったなー。でも生姜スープが辛すぎて飲めなかった笑
奥のはマンゴータピオカかき氷みたいなものです。こっちの方が注文してる人多いんだけど、私は寒がりなのでちょっともらうくらいで十分。
・最後にカヤトースト
最初に食べたのはサクサクのパンでしたが、こちらはふわふわ系。どちらも甲乙つけがたいおいしさなので、今度からは多分両方頼んでシェアすることになるでしょう。
本当は今年ヨーロッパのクリスマスマーケットに行くつもりだったのですが、もろもろで断念してたのでいい気分転換になりました。
しかし今回相手してくれた友人、今年なんだかんだ4回会ってて、物理的な距離ってあんまり関係ないんだなーと思いました。来年も会いたい人に会いに行けますように!
ゆるやかな下り坂の先
10月、人生初めての歌舞伎座桟敷席を経験。あと、遅めの夏休みでベトナムに行く。この二つはまた別記事で書き残すつもりなので、そのほか主にもぐ活の記録。
仕事で精神面が限界すぎて毎日ブチ切れていた気がするし、正直あまり記憶がない……。じわじわと水がグラスを満たしていって溢れる寸前、決壊寸前の危うさがあったように、今となってはおもう。
まあでもおもしろいことおいしいものでなんとか自分を誤魔化せば、なんでもやってやれないことはないんだよね(という思考回路が危険なのかしら)。
引き続きいちじくを追いかける。だって秋だもん。
品川駅のパン屋さんで見かけたいちじくタルト、衝動的に買って味わう間もなくもぐもぐごっくん。タルト生地大好き。
すごく悲しいニュースが舞い込みました。新宿の箱寿司が閉店。
ここの鯖寿司とか太巻き、実家に住んでいた頃によく母が買ってきてくれて食べた思い出。
ものを知るというのは、それがなくなる瞬間に立ち会う可能性も覚悟しなきゃいけないんだろう。
某跡部景吾の生誕祭と称して、Le Jardin Bleuのショコラマカダミアとサヴァランを食す。ショコラマカダミア、今すぐニキビできそうなくらいのヘビーさだったけどものすごく満足感あって美味しかった。サヴァランについては語るまでもない。
めちゃくちゃ久し振りにスタバでフラペチーノのんだ。それもこれもポケモンGOにハマりすぎて、ジム戦を口実にお散歩していたからです。ミュウツーに3回逃げられて結局捕まえられなかったのが痛い。
銀座の東急プラザのアポロ、ギリシャ料理が美味しいということをギリシャで知ってからたまに行く。女子会でわいわいも楽しいし、ボリュームたっぷりだから男性と一緒でも満足してもらえて使い勝手がよい。
謎のノンアルコールカクテルが美味しかった。エルダーフラワーとか使ってたような気がする。
10月歌舞伎座は推しが出てたので、3回観に行った。幕間で銀の塔にダッシュしてビーフシチュー。予約しておくと次の幕に間に合うように配慮してもらえるので助かる。
現実逃避の一環で読書月間だった。友人に勧められてた『火山のふもとで』、良質な手触りの布のような時空間だった。あとは伊藤計劃をゆっくり味わいながら読んでました。
秋なので母に秋刀魚を焼いてもらう。魚の骨をきれいに取るのが特技の一つです。
デメルのピスタチオケーキとエクレアを衝動買い。どちらも美味しかったけど、エクレアの方がチョコが濃厚で好評だった。
久しぶりに化粧品欲が出てきて、新しいアイシャドウと口紅を買った。アイシャドウはいつもピンクっぽいものを買いがちなので、ブラウン系にチャレンジしたかったのです。寒くなってくるとぱきっとした色の口紅をつけたくなる。
後輩のおめでたい話を聞きながら美味しいものを食べる会。これは帝国ホテルの写真ですが、ホテル内レストランは気になってるのがいくつかある。マンダリンの中華とかパレスのフレンチとか、体調全快になったらいつか行きたい。
振り返ってみると狂ったように甘いものや美味しいものを食べているので、せめて食事で自分の精神を安定させようと必死だったんだなあと思った。
来年のテーマは頑張りすぎないだな。
秋は高鬼
日本舞踊で『関の小万』というのがあって、小さい頃に習ったので曲をよく覚えている。小さい頃の記憶ってなぜか鮮明なんだけど断片的で、振りはよく思い出せないのに曲のことははっきり覚えていた。
当時は詞の意味も何もわからず、ただ師匠の真似をしていたのだけれど、最近は曲の歴史や物語に興味があるのでそういった資料を読むようにしている。ただのコピーダンスじゃなくきちんと舞踊として成立させたいな、と思って。
で、ふと詞をみたら「秋は高尾に」と書いてあって、己の思い至らなさにがっくりときた。私はずっと勝手に「秋は高鬼」だと思っていて、子供らしい発想でなんだか微笑ましいけれど、ものを知らないというのはなかなか恥ずかしいものだ。
こういう、知らないと思い至らない知識を教養と呼ぶのかもしれない。春は吉野で秋は高尾。
今年の9月は、いつもよりなお目まぐるしかったような気がする。なぜか今の勤務先は毎年9月にキャンペーンをローンチするため、ひとが休みを謳歌する7月くらいから繁忙期になる。ただでさえ頭がぐるぐるしそうなのに、今年はいろいろなごたごたのせいで目の前のことをとりあえずこなす、その後のことはその後!みたいな自転車操業っぷりだった。
しかも猛暑で体力はなくなってるし、よく生き延びたな。ゾンビめいていた。ひとは気力だけでなんとかしようとすると絶対にあとでツケを払うはめになるのだ(見事に体調を崩した)。
そんなゾンビの残暑振り返り。ほぼ冬のこのタイミングだけど、まあ許して。意外と書くことが多くて、10月分はまた別でまとめることにする。
今年の9月は、贔屓の歌舞伎役者(御年74歳)を囲む会で始まった。
ぎりぎりまで行くかどうか悩んだけど、結局単独で乗り込んだ。多分250人くらいの会場で、結婚式みたいに推しがテーブルの間を縫って高砂まで歩くので、真横を通られて言葉を失った。きゃあきゃあ黄色い声を出せるおばさま達がちょっとだけ羨ましかった。感極まると賢者モードになりがち。
テーブルごとの写真撮影タイムもあって、たまたま隣に座らせてもらった。74歳を追っかけてるって言うと物好きと思われがちだけど、年齢を重ねた艶と年齢を感じさせない色気とが共存してるから尊いんですよ…ってこれだけで一記事になりそう。
観に行かないと後悔するかなと思って、テニプリのベストゲームズも観に行った。テニプリに関しては今もコンテンツを供給してくれてマジありがとうって気持ちがベースにありつつも、十数年前にリョーマくんの卒業ソングめいたキャラソン『約束』で流した涙を返して??って気持ちもある(幸せなことだね)。
観終わった直後のメモ、
テニプリは歌舞伎だったんや…同じ筋だし結論わかってるのに何度見ても同じ所で感動するしまた違う良さを発見する………
って書いてあって読み直してたまに泣き笑いしてる。
もぐ活(といま名付けました、別名選り好みフードファイト)もしたよ。
秋はいちじくがたくさん商品化されるので洋菓子コーナーをチェックするのが楽しい。ジャンポールエヴァンのイートインもひとりで行ってしまった。いちじくソースとマロンの生クリーム、正義。
月初はシンガポールで駐妻中の友人が一時帰国していて、もぐ活がかなり捗った。
とらやカフェ、行ってみたかった新宿駅の店舗。あんコッペとほうじ茶の組み合わせが最高に最強で危うくお代わりするところだった。
モロッコに旅行行きたいね、と話しつつなかなか実現しそうにないので、せめてモロッコ料理を食べようと西荻窪へ。
駅に降り立ってディープさを直感した。
モロッコ料理屋さんの予約まで時間があるのでちょっとぶらつこうか、と話して歩を進めた矢先、店先のカウンター越しのご主人と目があって立ち食いのお寿司屋さんに吸い込まれる。
この日本酒がおいしかった。
「これから夕ご飯なのにね?!」と言いつつ食べたいネタを全て頼む食いしん坊ふたり。全部美味しかったけど、赤酢のネギトロが最高に美味しくて、海苔の食感も絶妙で、語彙が消えた。
この友人とは行きつけのイタリアンに昼夜行ったり、帰り際に彼女のホテルに乗り込んでローソンのゴディバコラボスイーツ食べたり、
フライト直前に蒲田で中華を食べたりした。一緒にいると満腹中枢が狂う危険な友人です。
仕事で京都に行っていた父が衝動的にティーセットを買ってきてくれた。普段こういう行動に出ない人なのでびっくりしたけど嬉しかった。
銀座和光で売っているエスキスのパンを母が分けてくれて、久し振りに美味しさで感動した。
右はブリオッシュ、これも好みの甘さなのだけど、左の赤いパンがとにかくおいしい。。ナッツが乗ってて歯ざわりもたのしい。
結婚1.5周年と、私の現実疲れが重なったので都内ホテルステイもした。
今年はよくホテルに泊まってるなあ。その辺の記事も書き途中なのでいずれまた。マティーニで幸せに潰れました。Gossip Girlの皆さんはなんであんなに強いお酒ばっかり飲んでるの?
ライビュ初めてだったんだけど、推しを見ながらビール飲めるって最高かよ…と思った。全然ライビュでいい。臨場感は劣るかもしれないけど見え方のコスパがとてもよい。
パクチー好き大歓喜の餃子のお店(雷紋だったかな)にも行った。ここもコスパ良しだったので再訪したい。
会社のおねえさんが新政no.6を寄付してくれて、みんなでのんだ。今のチームはお酒と美味しいご飯好きな女子しかいないので、みんなで行くランチやディナーがなかなか豪華。
大好きなシェフに冗談まじりでチーズケーキをおねだりしたら、インスタで作った報告があって、その日に買い占めに行ったのもいい思い出。少し肌寒い雨の水曜日だった。
少し残った切れっ端をその場で食べさせてもらって嬉しかったな。
月末には夫の後輩で大学の同期の子が遊びに来てくれたので、久し振りにいろいろ作った。
いちじくとチーズとハムのバルサミコサラダは我ながらめちゃくちゃ美味しかった。もも焼きはオーブンですぐできるし、ジューシィでお手軽に幸せな気持ちになれる。シフォンケーキを焼いたのは4回目くらいで、今回はこれまた大好きなピスタチオを粉砕して混ぜ込んだ。ちょっと粒が荒かったけど、風味豊かでピスタチオ好きとしては満足。
しかし振り返ってみると美味しいもの食べ過ぎで、現実つらかったんだなーと今更おもう。しんどいときは大体食に逃避するので。
この調子で10月分も書きましょうかね…。
181112
ベトナム旅行から帰ってきて、仕事上のいろいろな問題を片付けていたら、11月中旬にさしかかっていた。ひとつきはあっという間、一年もあっという間。年末のそわそわ感は11月から始まる。
仕事の問題の教訓は、自分自身をよく知ってコントロールしよう、少しでも信頼できる人は話せば大いに信頼できる人にレベルアップするポテンシャルがあるのだから面倒がらずに話してみよう、の二つかなあ。
身体と心は密接に繋がっているんだなあって実感した。身体が何かおかしいときは、知らず知らずのうちに無理をしている可能性を検討すること。昔から自分を大切にしろとよく言われたけど、今まで本当にしてこなかったなと今更しみじみ思った。
外資の会社のいいところ(のひとつ)は、英語がある程度できるってだけで育ち方がある程度スクリーニングされるので、似たような境遇あるいは環境で育った人に出会えるということなのかもしれない。波長の近い同僚に恵まれていると思う。もちろん例外もいるけど。
うーん、でも外資という大きなひとくくりにするのは違うか。アメリカ系とヨーロッパ系とか、あるいは業界によってもカラーは違うと聞く。
今の職場はやたらとみんな趣味があって、週末何した?って話をするとハイキングやらキャンプやらバレエ観劇やらクラシックのコンサートやら歌舞伎やらと娯楽のオンパレードで、週明けによく盛り上がったものだった(とくに前上司がいた頃は)。
元気がないときはものを書くのもためらわれるんだなって知った。とりあえず今は映画『ボヘミアンラプソディー』を観に行きたい。山種美術館に小林古径を観に行きたかったけど、行かれなくて残念だった。行きそびれていた藤田嗣治展は京都で行けないかと目論んでいる。
今週は大学時代の悪友の結婚式で、楽しみ。念願の新しい着物もおろすし。6人中5人が現段階で婚約中あるいは既婚という謎のゼミになった。多分こんなことは誰も想像していない笑。でも想像もつかないところに行き着いてしまうから面白いのでしょう。
181014
日曜日。前日寝入るのが遅かったため、苦労しつつなんとか起床。小さい頃から朝は弱くて、早起きはできるけど得意ではない類のものだ。
歌舞伎座までドアトゥドアで30分以内のところに住み続けたいな、と思いながら急ぎ木挽町へ。十月歌舞伎の幕見を狙う。贔屓のうち二人、七之助丈と己之助丈が出演している三人吉三がお目当て。
大行列で中村屋の人気を思い知る。外国の方が多いのはいつものことだが、今日は特に多いように感じる。一度英語の字幕ガイドを見ながら観劇してみたい。今の日本人すらなかなか理解しづらい台詞をどう英訳しているのか興味がある。
立ち見ではあるが無事に観劇して、所用を済ませに三越へ。一時期毎週のように伊勢丹に通っていたが、自宅から遠いので最近はもっぱら三越ユーザーである。日曜のランチタイムはほぼ唯一買い物に適している時間。来週、シンガポール在住の友人とベトナムで落ち合うので、日本の味を何かしら持っていこうと目論んでいる。美味しいものが好きなひとが好きだ(彼女は食に対して、笑ってしまうくらい強欲すぎるけど)。
中央区に長いこと住んでいたので、そこはかとない郷愁の念を感じて洋菓子ウエストの銀座にある喫茶室へ。昔は四十代から六十代くらいのおばさまがメインだと思っていたが、最近は案外若いひとがいてよく賑わっている。昔から馴染み深いお店が繁盛しているのは嬉しいことだ。
このお店はよく混むわりにゆったりとしていて、全然急かされないので居心地がいい。何か書きものをする妙齢の女性、新聞を広げるおじさん、あとはおしゃべりに花を咲かせる老若男女。顔ぶれは違うはずなのに、だいたいいつも同じ割合でいる人々。
キッシュを初めて食べたのはこのお店だったような気がする。誰が見てもわくわくするケーキのサンプル(木製のトレーに所狭しと並べられている)はとても夢があって、つい見せてもらってしまう。
幼い頃、母は厳しかったけれど、思い返せば色々と美味しいものを食べさせてもらった。祖母と母と来た記憶のある喫茶店はここと、銀座のとらや、高島屋の地下のお茶屋さん(たぶん初めて桜茶をのんだところ)。ませた子供だったから、こういったお店に連れて来てもらえるのは大人の仲間入りを許されたようで嬉しかった。
食の記憶は鮮明で大切だ。いつか私も母になったら、祖母の顔をした母を連れて、母娘三代を更新しにここに来るのかもしれない。変わらない白いカバーの椅子で、キッシュを食べるために。
私の背後で、記憶の中の祖母くらいの女性が、『キングダム』の実写化やら『聲の形』の出来やら、はては『聖☆おにいさん』の実写化の話をしている声が聞こえて、空想が終わる。今は鬼籍に入った祖母も、私にとってはおばあちゃんでしかなかったけれど、何か熱狂するもののある一人の女性だったのかもしれない。
祖母が亡くなって早九年。今年はお墓参りに行けなかったけれど、思い出すことで供養になっていればいいな。
そんなことを考えていたら、その女性がアニメイトについて語り出したのでどきどきし出した(いったいどうなってるんだ、関係者か何かかな)昼下がり。ごちそうさまでした。