the happy few

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不思議な港町アントワープ、ベルギー3泊5日旅行記・その2

2日目。まずはブリュッセル中央駅を目指す。

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建物の感じや石畳を見て、やっとヨーロッパに来たー!という実感がわいた。ブリュッセルに限らず工事中のところが多い。そして朝は人が少ない……(一応平日、金曜日の8時とか。日本だったらラッシュなのに)


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ふと天井を見上げるとベルギー名物タンタンの絵がびっしり。遊び心があってよいですね。


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ここがブリュッセル中央駅。これから何度もお世話になります。


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駅内の電光掲示板。オレンジ色の文字は全て遅延のアナウンスなので、まあヨーロッパあるあるですが大体が遅延気味ですね。イタリアとかよりは細かく遅延状況を教えてくれるので助かった。

 

電車に乗り遅れそうになって走ったのになんだかんだ30分くらい遅延して待ちました。

これはあくまで体感なんだけど、街の標識やら視覚情報はオランダ語が優先されていたように感じた。一方で、車内で聞く会話はフランス語が多かったように思う。まあオランダ語はさっぱり聞き取れないというのもありますが…。

 

さてアントワープ駅に着きました。……が、駅の大きさと荘厳さに大興奮!

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エスカレーターに乗っていてふと後ろを振り返るとこの景色。こういう天井高いパサージュ風の駅めっちゃ好き……!


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そしてエスカレーターを登りきったところで現れたのがこれ。趣きあるー!かっこいー!荘厳!!と大興奮でしばらく写真タイム。


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出口を探しつつうろうろしつつ写真を撮る。うまく伝わっている気がしないけど、けばけばしくもなく非常に格式高い感じでした。


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正面もかっこいい…。これがただの駅だというので驚きです。この天井に向けたカーブとか好み。ギリシャ彫刻とかありそうなのに一切ないシンプルさも素敵。


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外観はこんな感じでした。

 

アントワープの中心部にはファッションブランド(といってもZARAとか、あとユニクロもあった)がたくさんあって、駅とのギャップにびっくり。

まずはお腹が空いたのでLe pain quotidien(日本にもありますね)で軽く食べることに。お目当は別にあったので抑えたけど、周りは大量のパンやハム、チーズや卵料理の朝ごはんを食べててうらやましかった…。

 

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Le pain quotidienはベルギー滞在中いろんなところで見かけました。内装が可愛い。ここではウェイトレスのお姉さんに「どこから来たの?日本?……イタダキマス!」と流暢な日本語を披露される。


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朝から糖分がっつりなエクレアとショコラショー、フランス語圏に来たらこれは外しちゃいけないなと思って。見ての通り大きいです。6月末なのにアントワープは寒すぎて(20度くらい)、現地でジャケットを買うほどだったから、ショコラショーが沁みた。


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ベルギーで飲んだビールで一番好きだったのはこれ。まさかのLe pain quotidienで出会うという。ブロンドビールというカテゴリに入るらしいのですが、すごくすっきりしてて軽いので、水のようにがぶがぶ飲める理由がわかった。

 

寒い寒い言いながらとりあえず街をぶらぶらしてみることに。生憎の曇り空でしたが、暑すぎもせずちょうどよかった。ただただ風が想定外に冷たい!
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このオープンテラスの感じや建物の低さ、ヨーロッパ!って感じがして本当に好き。

 

その後は前述のジャケットを買いに(というかフランスの好きなブランドがちょうどセールをしてて吸い込まれた)ウィンドーショッピング。ヨーロッパに行くたびにそのブランドのセールで何か買っている……。

 

さて、早くベルギーらしさを味わいたいね!ということで名物を食べに行くことに。今回はMaritimeというお店に予約なしで突撃しました。

12時ごろ行ったら全然人が入ってなかったし、なんなら店員さんも「え?ランチ?ああ、いいけど…」みたいな感じだったけど、食べ終わる頃にはすっかり賑わっていた。


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これまた内装が可愛い。右手にある水槽から大きな海老を生け捕ってて「?!!」となりました(なんの料理になったのかはわからない)。


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まずは名物小エビのコロッケ。とはいえ日本でもよくあるカニクリームコロッケとかその類でしょ、とたかをくくってたら大間違い。海老のエキスが濃厚すぎる…!小エビなのにこんなに海老の香りが強いの?!とびっくり。そしていつもは無視するパセリも、軽くフリットになっていて、レモンと合わせるとサクサクさっぱりおいしい。

 

そして、念願の!
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ムール貝の白ワイン蒸し!!

比較対象がないので分かりづらいかもしれませんが本当にバケツ1杯分出て来ました。ものすごい湯気、野菜の量。どこから手をつけるべきか躊躇うレベル。

しかし食べてみるとさっぱりクリーミーで飽きの来ない味付け。白ワインと生クリームで蒸しているらしい。ムール貝も日本で食べるのより身がだいぶ大きい。スープをたっぷりかけて食べるのが一番おいしい……。これ毎週食べたい。野菜不足になりがちな海外旅行でこんなにお野菜を食べられるなんて…と感動。


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バケツ一杯あったのを黙々と食べすすめます。となりのテーブルの現地男性と思わしき人は、ムール貝の殻でムール貝の身を取っててプロの仕業だった。(しかも我々は二人で一つ食べてるのに、彼は前菜を食べた後に一人で一つのバケツを抱え込んでいた…)

 

ムール貝はフランスでも有名ですが、ベルギーでも有名なので割とどこでも置いているみたい。ムール貝の香草焼きなんかもおいしそうでした。また、このバケツに入ってるムール貝もいろいろな種類の味付けがあるらしいので、長期滞在だったら是非試したかった……。

 

身体も温まったところでお店を出ます。このお店ではふたりでドリンク1杯ずつ+お料理で7000円弱。雰囲気もとってもいいし、ウェイターのお兄さんも馴れ馴れしすぎず程よい距離感でよかった。こういうところもパリとちょっと違う。

 

アントワープは実はそんなに見るところがなくて、あとは街をぶらぶら。海辺に近寄ったりしたけど寒すぎて早々に撤退。
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アントワープの見どころの一つ、市庁舎は運悪く改装中でした。

 

ビールも飲んだしムール貝も食べたし……ということで今度はチョコレートを探すことに。GODIVAやMary、レオニダス、ピエールマルコリーニあたりが日本でも有名なショコラティエですが、今回まずはノイハウスへ。


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写真撮り忘れてしまったけど、10個10€のチョコレートパッケージを一つ買ったら店員さんが試食でくれた。これ日本だと一粒300円とかするのでは……。濃厚でおいしかった。

 

そういえばベルギーと言えばワッフルだよね、と思い出して、少し足を伸ばしてワッフル屋さんへ。ここではワッフルだけじゃなくパスタなどのランチもあって、賑わってた。
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注文してしばし待つ。出てきたワッフルの大きさに唖然。そしてこれはサクサク系のワッフルでした。サイズは大きいけど、予想外に甘さ控えめで重たくないのでこちらもぺろり。

 

明らかに食べ過ぎなのですが、食い倒れ旅なのはいつものことなのでこのペースで進む。アントワープは寒すぎるし、ブリュッセルをまだ見られてないので、ICに再び乗ってブリュッセル中央駅へ。

 

今日のお宿はラウンジ付きだったので、休憩がてらお酒を嗜む。ブリュッセルの宿は何故か木曜の夜が一番高く、金土は安かった。パリと比べると俄然お安いです。

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そんなにお腹も空いてないのだが、夜ご飯をスキップするのももったいないのでブリュッセル中心部をふらふらすることに。

ブリュッセルの見どころと言えば、なグランプラスをまずは訪れた。赤と緑で統一されたテント、グランプラスの金細工に不思議に似合ってて綺麗だった。

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これはグランプラスの反対側。金の装飾がたくさんあるのに不思議とけばけばしくない。
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お天気もいい(暑すぎず、アントワープほどは寒くない)、ハッピーアワーみたいだし、現地の人に倣ってテラスでビールでも飲むかーとカフェに入る。ちょうどワールドカップのグループリーグ戦の最中だったので、街のいたるところに国旗が飾られていた。


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どうやらブロンドビールが好きらしいと気付いてからひたすらブロンドビールを飲む。カフェのメニュー、普通ビールは多くて5行とかだと思うけど、20種類くらいビール名が羅列されたものがあったりして本当にビール大国だなあと思った。写真撮っておけばよかったな。

 

ぺこぺこというわけではないけど食べれそうになってきたので、またもや予約なしでレストランに突撃。ホテルから少し歩いたHarvestというレストラン、女子会やカップルで賑わっていた。キッチンに近い席だったので、シェフ数人がものすごい手捌きで料理を仕上げていくのを眺められた。


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ちょっとピリ辛な、あたたかいじゃがいものスープ。真ん中に置かれているのがなんだったか失念してしまった…。こっくりしていておいしい。


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メインで選んだ舌平目のバタームニエル。舌平目が大きくてふかふか!そして考えたくないくらいのバターの使用量、美味しくないわけがないですね…。ベルギーは本当に海の幸が豊富で食べ飽きないなー。

 

ブリュッセルは夜22時過ぎまで完全に暗くなることはなく、グランプラスの夜景を見るのを諦めるほど。中心部であれば人通りも多い(みんなワッフルとか何かしらを片手に持ちながらうろうろしている笑)。女子だけで来ても安心して楽しめるんじゃないかしら。

2年前のテロがあってから観光客の数が伸び悩んでいると聞いたけど、ご飯も美味しいしビールもホテルも安いし人々も冷たすぎず馴れ馴れしすぎずだし、今は穴場かもしれない。

 

つづく。

気取らない国、ベルギー3泊5日旅行記・その1

あんまり東京の初夏が暑いので、6月末にベルギーに行ってきた。弾丸逃避避暑旅行。


旅先をベルギーに決めた理由は、今フランス語を勉強しているのでフランス語圏がよかったのと、あんまり長い休みは取れなさそうだったのでコンパクトな街がよかったから。

ヨーロッパに3泊5日、現地滞在時間実質2.5日で行くのは結構もったいない気もしたけど、ベルギーはちょうどよい国だった。ちょっと足りないくらいがなんでもちょうどいいのだ。

 

飛行機を乗り継いで首都ブリュッセル

諸般の事情で直行便には乗れないので、フランクフルト乗り換え。久しぶりにドイツに入った。

機内で食べるというだけで吉野家やらモスバーガーやらはなぜ美味しく感じるのか、毎度の謎。

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アモス、どうやって提供するんだろう?と思ってたらセルフ組み立て式だった。袋の中にバンズとパテが入ってて、チーズとレタスを自分でセットするのです。

 


着いたのが夕方だったので、空港内でディナーをとった。久しぶりにカリーブルストを食べたかったのも、乗り継ぎにフランクフルトを選んだ理由の一つ。

適当に入ったお店だったけど、ビールもカリーブルストも大好きなプレッツェルももちろん美味しかったし、何よりホワイトアスパラのスープがクリーミーで美味しかった。

 

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かつてドイツからフランスに入国するときに、美食の国に行くのにわざわざ持ち込むほど好きだったプレッツェル。久々のご対面!


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カリーブルスト、塩気が強くてお酒が進まないわけがない。


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ヨーロッパの春先〜初夏といえばホワイトアスパラガス、お腹をもっと空かせておくべきだったと後悔するおいしさ。機内食に飽きた舌が喜んだ。

 


フランクフルトからブリュッセルは、最早国内線のようなフライト時間の短さ。乗り込んだと思ったらもう着いてしまう。

ブリュッセル空港はガラス張りで開放的、無機質な感じだった。最近こういう空港多い気がする。


治安はすこし不安だったので、警戒心丸出しで中心部行きの電車に乗る。まずびっくりしたのは言語。ほ、本当に多言語国家だ……。

 

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ICという特急列車の中のスクリーン、たぶんオランダ語。地下鉄に乗ってもそうだけど、オランダ語とフランス語が交互に表示される。知らない文字列の羅列はいいねえ。


当たり前のことなんだろうけど、電車の切符販売機にも電光掲示板にもオランダ語とフランス語(と時々英語)が表示されるのが新鮮。

ベルギー人とお店とかで話すと、本当にオランダ語+フランス語両方ちゃんと話せるらしく感服した。しかも英語もちゃんと通じる、聞き取りやすい!快適。

ギリシャとかイタリアとかは訛りの強い英語を話す人が多い印象だったので、ベルギーは比較的チャレンジしやすいかも。少なくとも英語が通じなくて困ったことはなかった。


後から気づいたんだけど1泊目はEU本部のある駅が最寄りで、どうりでEUのマークを目にすることがあった。写真撮り忘れちゃったけど、EU本部はすごく存在感のある都会的な建物だった。

 

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唐突にEUのマークが出てきたから一応写真撮ってた。

 

ホテルに着いたのが夜遅かったので、この日は即就寝。ロングフライトの後はベッドで寝られる喜びが大きい。

そういえば駅に着いてからホテルまで少し迷ったんだけど、現地の人が話しかけてくれて親切に教えてくれて、「どこから来たの?日本?僕先月2週間行ったよ!おいしかった〜」と興奮気味に言ってたのが嬉しかったな。

 

つづく。

ご褒美スイーツ覚え書き・関西編

「ご褒美スイーツ覚え書き」という都内和洋の甘味処についての記事を書いたところ、「関西版も書いて」とのリクエストを頂いたので(結構前だけど……)古い記憶を掘り起こしつつまとめてみました。

京都・大阪は美味しいものがたくさんあるのでいつ行っても胃袋の容量の足りなさを実感するよ……。

 

■ふたば(京都・出町柳、和菓子)

言わずと知れた有名店、せっかく京都に行くならここはマストゴーです。

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わりあい京都の北のほうにあるのですが、いつ行ってもだいたい30人くらいは並んでいます。いわゆる昔ながらの和菓子屋さんという店構えで、お赤飯とかも売っていたかな。

ここは豆餅が有名なので買わない手はありません。あんこの甘みが程よく、豆の歯ごたえもたのしい。冬にはお芋バージョンに出会ったこともあって、これもさりげない甘さが好きでした。

ちなみに京都の伊勢丹にも店舗があってそちらでも購入できますが、おすすめは本店で買ってできるだけ時間をおかずに鴨川のほとりで、人目を全く気にせずにがぶりと食べることです。おもちの柔らかさが全然違うので、どうせなら一番おいしいときに食べてしまいましょう。

 

■エシレ(大阪・阪急うめだ)

東京丸の内にも店舗を構えるエシレバターで有名なエシレですが、大阪には限定品があります。

それがこちら。

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オムレット・ブール(左)とオムレット・オランジュ(右)。自信があるからこその強気な限定販売です。販売時間が決まっているので、早めにお店に行って販売時間をチェックしておきましょう。

ビスキュイ生地のふわふわな柔らかさ、もったりとしたクリームの心地よい重み、しっかりとしたバターの風味がバランスよく感じられます。

これは高カロリー……と頭をよぎる理性があっさりと一口で崩されるのがいっそ面白いです。

 

■ヒロコーヒー(大阪・阪急うめだ)

エシレの待ち時間に是非行っていただきたいのが、阪急うめだ地下のこちらのお店。

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コーヒーやさんなのにコーヒーを買ったことはないのですが、ここのケーキは本当においしいです。特にクリームとチョコレート。

チョコレートは濃厚な甘さで食べ応えがあるので、絶対に1種類は買います。系統でいうとジャン・ポール・エヴァンかな。

あとは絹ロールというロールケーキがありまして、こちらも必須です。クリームがあっさりしていて好きなんですが、何より生地が絹と銘打っているだけある舌触りの良さ。

生菓子が難しい場合は、チョコレートクッキーもおすすめです。チョコレートの濃厚さはこちらでも充分に感じられると思います。

 

■北浜レトロ(大阪・北浜)

大阪のおしゃれタウンこと中之島(いつも思うけどパリのシテ島と相似では…)の近辺にあるおしゃれカフェ。その名の通りレトロな雰囲気で、女子会でかなり賑わっています。

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ダークチェリーショートケーキを食べた記録が残っていました。

器にもこだわっているようで、可愛らしいカップやソーサーで美味しい紅茶をいただきながらケーキを食べられる喫茶店です。純喫茶風すぎずカフェ風すぎず、いい塩梅のオープン感があってそれも好き。

ちなみに近くに中之島バラ園があるのでそちらで散策してお腹を減らして行ってもいいですね。

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数年前に訪れたときには、藤娘という薔薇が咲いていて見事でした。

 

■Cafe BLUE FIR TREE(京都・四条)

これはあんまり教えたくないお店なのですが、意を決して……。

舞妓さんに教えてもらった分厚いホットケーキのお店です。お店はこじんまりしているので基本的に並びます。が、その価値はあるお店。

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写真だけでもおいしそうですが本当においしいです。鉄板に乗ったフレンチトーストも、見た目に反して重すぎないのでぺろりと食べられてしまいます。

写真のホットケーキは冬バージョンですが、プレーンなものもシンプルで美味しいです。私はプレーンの方が好き。ドリンクも種類があるので、甘いドリンク+プレーンホットケーキもいいかも。

南座の近くなので観劇の合間に立ち寄りたいなー。

 

■Patisserie S(京都・四条烏丸近く)

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イートインもできるパティスリー。写真は店名にもある「エス」というケーキで、フロマージュのムースがコクがありつつも絶妙に軽いので食べやすいです。

ここはケーキの種類が豊富なのでたくさん買い占めて少しずつ食べたいところ。

チョコレートテリーヌとチーズケーキもおいしそうでした…。お土産でマカロンと焼き菓子を買ったのですが、ローズのマカロンとスコーンが特においしかった(次回絶対リピします)。焼き菓子はお酒がきいていて大人のお味でした。

 

 

京都・大阪食通ツアーしょっぱいもの編もいつか書きたい&やりたいですね。モデルプランでも書いてみるか…。

縁を思う春の終わり

ある程度まとまった時間会っていない人に再会するのは、大抵の場合喜びよりも恐怖じみた緊張が勝る。それまで積み重ねてきた時間が長ければ長いほど、空白の時間は重くのしかかる。たとえ半年だろうと一年だろうと、その時間のどこかに人をがらりと変えてしまう切欠が転がり落ちていないと、誰が保証できるというのか。

 

SNSができていい時代になったと云う人がいる。でも、誰かの日常から姿を消した自分が浮き彫りになるだけ。測らずに済んできた距離が相対的に明白になり、そこにいない自分の姿が炙り出されるだけではないか。人々を近づけるツールなんてものではなくて、ただ点と点の距離を可視化しただけだ。だから、本当にその距離が大切な人とはSNSで繋がるべきでないと思う。おおむね害悪。

 

思えばこれまであった出会いの中で、自分という人間を見せて、心に侵入させて、その言動に影響を受けてもいいとまで思うような仲になった人は少ない。そのまま交流が続いている人はもっと少ない。

でも、そのような仲になった人と交流が途切れるのは当然のような気もするし、あるいはまたいつか再開したときに当時の自分の認識のままでいてくれるので、ある意味記憶装置として機能するとも言える。生活の中で失われていく多面性を切り離して担保していてもらう、とでも言おうか。

 

復縁という言葉は主に男女の恋仲に使われるものだと知っているけれど、恋愛に限らず縁が戻る、復活することはあるのだと知った。

二度と話すまいと、意志ではなく予想として思っていた相手とまたじっくり話すのは、意外な発見があったりあるいは心地よかったりと、得るものがある。

ケースバイケースではあるけれど、その後生活の中に鎮座するのか、もしくは非日常の候補として存在することになるのか、という距離の問題になっていくのだろう。いずれにせよ存在が更新されていくということが重要なのだと思う。

 

昔蒔いた種はそのとき花を咲かせなかったら無意味、なのではなく、そのとき芽でも出ていればいつかじっくり時間をかけて咲くこともある。そう思えば、歳をとることも悪くない。そんなことを感じながら、足早に季節が過ぎ去るのを横目で見ていた。

 

歌舞伎オタクが宝塚『ポーの一族』を観て沼に転げ落ちた話

宝塚という傍目から見ても明らかに沼、なジャンルにとうとう片足を突っ込んでしまったので、その記念に書き留めておきたいと思う。

 

普段は男の人が老若男女を演じる歌舞伎を観ているのだけど、今回は女の人が老若男女を演じる宝塚に行ってきた。松竹から東宝へ。いずれにせよすごい世界だ。

実は母が宝塚ファンで、小さい時から安奈淳の話を聞かされ、BSか何かでやっていた一路真輝杜けあきのベルばらを見、図書館で宝塚関連のテープ(!)を借りてダビングして聴きまくっていた。挙句小5の自由研究で宝塚の年表を作成した(当時ウィキペディアなんてものはなかったから、今考えると力作だ)。なのに齢26にして初宝塚。小学生の自分に、よかったね、大人になったら宝塚を生で観れるようになったよ!と言ってやりたい。

 

宝塚を観に行こうと突然腰を上げたのは、『ポーの一族』が上演されると知ったときだ。あの世界観をどうやって舞台にするんだろう、という興味。それから完成記念発表会?の動画を観た時の衝撃。たぶんこれは伝説になるな、という予感。割と諦めのいい私にしては珍しく、色々なつてを駆使してなんとか激戦をくぐり抜け、チケットを手に入れた。

 

まず衝撃を受けたのは、東京宝塚劇場の内装。螺旋階段にレッドカーペット……彩度が高い(歌舞伎座比)、そして空間がやたらとキラキラしている。ただの劇場じゃない…と周りを見て若干怯んだ。見事に女性ばかりだ。歌舞伎座にも女性はたくさんいるけれど、まず比率が違う。そして層が。みんなきゃぴきゃぴしているではないか。

老若問わず女性がきゃぴきゃぴしているのはなかなか滅多に拝めない光景だ。なんとなく女子校の同窓会を思い出した。だいたいが花の名前を冠につけた会、孫と祖母ほどの年の差のある女性が同じ空間にいる不思議。そして渦巻く高揚感。

アンテプリマのワイヤーバッグとか、フォションのサブバッグを持つ人が多い傾向にあった気がする(これも歌舞伎座比)。普段すっぴんマスクで歌舞伎座3階に行くこともある私には、舞台を前に胸をときめかす彼女たちが強く輝いて見えた。

 

ただ、ヅカオタの皆さんのキラキラの理由はあっさりとわかった。なんと言ってもキャストたちがキラキラしているのだ。同調効果、あるいはキャストの皆さんのキラキラを吸って生きているのだろう。

ふだん歌舞伎を観てると、「こんっっなに可愛いのに化粧落としたら男の人(往々にしておじいちゃん)ってアリかよ…」と思うような人にたまに出会うのだけど、当然のことながら宝塚は完全に真逆で、「こんっなにスパダリみに溢れているのにメイク落としたら女の子なのかよ…」と呆然とした。これは沼だ。そりゃ出待ちとか盛んに行われるはずだ。人間はだいたいギャップに弱くできているのだ。

 

度々歌舞伎と比較して申し訳ないが、キャストの皆さんの身体そのものの美しさに見惚れた。歌舞伎よりも解像度が高いのだ。

というのは、やはり歌舞伎は着物を着るので身体の線が極端に見えることはあまりない。おしろいを塗るので色白かどうかもそこまで大きな問題ではない。そして、歌舞伎の登場人物で特に太ってる/痩せているの設定が決まっているものはそんなに多くない(思いつくのは力士の役とか)。

 

それに対して、エドガー演じる明日海りおさんの腰回りのほっそいこと。また、メリーベルの色の白さが際立つ。洋服を着ているのだから身体のラインが見えて当然ではあるのだが、役に対する身体性の極め方という点では、さすがタカラジェンヌの皆様……と圧倒された。

 

あとシーラ役の仙名彩世さん、恋に落ちた。声フェチなので…伸びやかで甘やかな歌声、たまらなく好き。

アランについては、気の強さと孤独感が原作通りに描かれていて、耳にかけられた髪が引き金となって射抜かれた。最後のダンスの時の活き活きとした柚香光さんを見て頰が緩まざるをえなかった。

でも何よりエドガーの完成度が全てだと思う。ベルベットのようなくすんだグリーンのスーツの似合い方、本当に青い瞳、幕が降りて照明が落ちた後の颯爽とした歩き方……本当にエドガーが目の前にいる、という暴力的な衝撃を目撃したことが一番記憶に焼きついた。

 

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歌舞伎オタクとしては、舞台回るんですね!とびっくりしたり、花道めいたものがあってテンション上がったり(そこまで出てきてくれると本当に近くて目の前にいるように感じる)、舞台の構造の類似性を見つけては一人楽しくなっていたのだった。

あとパンフレットが写真盛りだくさんで1000円だったのが本っっっ当に衝撃だった。ブロマイド買う必要ないじゃないですか……!

ブロマイドといえば、舞台写真が一枚一枚封筒に入って陳列されているのもいい。歌舞伎はワゴンにびっしり詰められた写真を、係員の方が手袋をして一枚ずつ手に取って確認してくださるのだが、確認される度に気恥ずかしくなるので宝塚方式の方がいいかも…。係員さんと「あらあら仁左衛門さんばっかり…」「はい…」「うふふ……」みたいな会話をするのも楽しみの一つではあるが。

 

決断力と行動力は無駄にあるので、帰る道すがらブルーレイの購入を決意して、宝塚友の会の入会手続きを済ませたのだった。次はエリザベートを観たいです!

 

追記:宝塚オタクに宝塚の話をしたら、お茶会に誘ってくれた。広がるオタクの輪…(そして課金対象)。

ご褒美スイーツ覚え書き

日常生活を円滑に運営するためには、どうやって幸せホルモンを分泌したらいいんだろうか、と考えていた。そんなことを思うほど殺伐とした生活を送っている……わけではなく、単にご褒美思考なだけです。

その方法の一つに、「心の底から美味しいと思える甘いもの」を食べる、がある。

これはコンビニのお菓子じゃダメ、いくらどこかの老舗とタイアップしててもダメなのだ。基準は、「この甘いものが自分の血肉と(文字通り)なってもよいか/喜ばしいか」「この甘いものを食べるためなら運動などのカロリー消費の手間を厭わないか」の2点のみだ。スイーツごときで何を大袈裟な、と思われるかもしれないが、付き合いで食べるものでない限り真剣にこの2つを判断基準にしている、ことが多い。

そんなわけで、私の生活に幸せをもたらしてくれる甘いものについて書いていきたいと思います。お腹が空きそうなエントリです。

 

ちなみに手に入りやすさを加味して、東京で手に入ることも条件としている。本当は京都とか大阪とかパリとかいろいろあるのですが……。

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せっかくなので2年分のカメラロールを見直したら、とらやに行き過ぎなことがよくわかった。

 

■洋菓子編

トップバッターに挙げたのは、先月末に行って冷めやらぬ熱を抱えているからです。

安心の老舗。銀座店と青山店があるけど、結構イメージが違ってて、銀座店はいわゆる昔の面影を残した喫茶店。白いカバーのかかった低めのお椅子が可愛い。昔はおばあちゃんが多かったけど、最近は結構若い人も目にします。

青山店はもっとキラキラしていて、若い人が多くてより華やかなイメージ。まんまるつやつやのホットケーキはここでしか食べられないので、外せない一品です。

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つやんっ!としているの、かわいい。

記憶が正しければ、生まれて初めてキッシュを食べたのがこのウエスト銀座店で、くどくない加減のバターの幸せを知ったのだった。

サヴァランは結構大人の味で、かなりちゃんとお酒がきいているので要注意。でもとってもおいしいです。

この前食べて感動したのはシュークリーム。カスタードのみ、生クリームのみ、ハーフ&ハーフの3種類があって、ハーフ&ハーフをいただきました。生クリームがとってもコクがあってでも重すぎなくて好きなお味。なかなか大きいので満足感もかなりあります。

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エストはコーヒーと紅茶がおかわり自由なのも嬉しい。複数人で行っていろいろ頼んでみんなでシェアしたい。ケーキを注文するときに見せてもらう、丸いお盆にずらっと載せられた本日のケーキたちのビジュアルインパクトがすごくて好き。わくわくします。

 

  • VIRON

バゲットの印象が強いVIRONですが、ここはスイーツもおいしい。渋谷店よりも開放的な景色の東京駅向かいの店舗をよく利用します。

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なんと言ってもタルトタタン!煮詰められたリンゴがジューシーで食べ応え抜群です。溶けていくアイスを見るのが幸せ。

VIRONは出てくるものすべて量が多いので、胃袋の調整が必要。でも不思議とぺろりと食べてしまうのである。チョコレートファッジを昔食べた時は、あまりにカロリーの暴力すぎて目眩がしました。ここも3〜4人でわちゃわちゃ食べたいところ。

 

  • しろたえ

赤坂にあるしろたえ。チーズケーキが有名なお店です。

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店内はかなり狭いのにお客さんがたくさん並んでいて、みんなだいたいチーズケーキを買って行きます。ちゃんと酸っぱい、かつ罪悪感のないサイズが売り。ここのシュークリームは気取らない美味しさで、ウエストのとはまた違った良さがあります。

奥には喫茶があってとても雰囲気が良く素敵。そしてケーキも飲み物もかなりお安いので、ついケーキ2つとか頼みたくなってしまいます…。お休みの日にぼーっとしに行きたいところ。

 

  • タカノフルーツパーラー

言わずと知れた感があるのですが案外定期的に行ってるので書いておきます。

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新宿で甘いものを食べたくなったらここかなあ。ただしめちゃくちゃ並んでるので時間を外して行かなくちゃいけないけど。安定の美味しさと満足感。いちごと桃と栗の季節は大体行ってるような…ってほとんど毎シーズン。

 

  • アステリスク

代々木上原の人気店。実は上原に住んでた時には行ったことがなくて、去年初めて行きました。

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栗のサヴァラン。勘の良い方はお気づきでしょうが私はサヴァランとシュークリームが大好きです。

このサヴァランはお酒の量を自分で調節できたので私は控えめにしました。結構栗の存在感があってかなり満足した一品。こちらもまだまだ他のメニューを開拓できてないのでしたいな。

 

突然ジャンキーなものを入れてみる。

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六本木は昔から遊び場なのでよく行くのですが、落ち着ける甘味処が意外とないですね。アマンドが有名だけど行くタイミングがなかなか。あとはミッドタウンの虎屋かな。

そんなとき、あるいはめちゃくちゃ糖分を摂取したいときに行くのがシナボンです。香りがすごい。ここに来たらカロリーなんて気にしてはいけなくて、ただただあったかいうちにもぐもぐ頂きましょう。ただし日和って小さい方にすることが多い……。

2階は意外と落ち着けるので、青山ブックセンターで本を買ってきて、コーヒーと一緒にまったりタイムを過ごしたりします。

 

バレンタインはジャンポールエヴァンと決めているのですが、本当に好きなのはマカロンです。アムールという名前だったかな、ショコラのマカロンがマカロンと思えない濃厚さで、本当に大好き。それからチョコレートを使ったケーキも色々出ているので今度食べ比べしてみたい(いつも1つしか頼めない…)。新宿伊勢丹の地下の喫茶は案外空いているのでたまに行って、ショコラショーを飲んだりします。

 

マリアージュフレールの喫茶には是非行きたいと思いつつ行けていないのですが、マルコポーロを愛飲している私にとってすごいものを見つけてしまったので書いておく。

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マルコポーロのチョコレートです。16粒でなかなかいいお値段するのですが、これがとっても美味しい。チョコレートを食べるという概念を超えていて、まず箱を開いた時の茶葉の香り。そして口に含んだ時のチョコレートの香り。咀嚼している時は茶葉とチョコレートとを行ったり来たりするので味覚嗅覚が混乱します。でもそれが最高なのです……。

バレンタインの時に三越でサクラとか売ってるのをチラ見したのですが、我慢できなくて通販で入手。来年は色々なフレーバーを試したい…。

 

  • ツッカベッカライカヤヌマ

これは最終兵器です。最終兵器クッキー。

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初めてこのクッキーを食べたのはたぶん10年弱前で、父が接待でもらってきたものをふーんと思いながら食べたのですが、おいしすぎて誰にも取られないように冷蔵庫の野菜室に隠しました。笑

バニラ、チョコ、シナモンの3種類なのですが、本当にどれも美味しい。どれか一つを選べと言われたら、かなり悩みながらそれでもバニラを選ぶかな。チョコの芳醇さ、シナモンのクセがあってつい食べてしまう感じにたいして、バニラは割とオーソドックスなのですが気づくと知らないうちに食べ進めてしまっている魔のクッキーです。

入手がちょっとハードル高いのですが(電話予約が必要だけどなかなか電話が通じない)、だからこそ頂く時の幸せは比べものにならないくらいです。

ツッカベッカライカヤヌマのザッハトルテも一度食べてみたいなあ。

 

■和菓子編

  • 虎屋茶寮

いわずと知れたとらや。時々とらやフードファイトをしたくなります。

店舗によってメニューが違うので色々楽しめるのもいいですね。銀座のとらやではいちごのかき氷があるので、夏は欠かさず伺います。

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栗のおしるこも結構好き。お汁粉はたしかいくつか餡ごとの種類があるのでよく悩みます。普段はこしあん派だけどお汁粉に関しては粒あんが好きです。

あと安倍川餅とかもつい食べてしまうので、決めきれなくなって結局2人で4品とかよくやってしまうんですよね…。銀座のとらやはよく混んでますが、案外待たずに入れるので使い勝手はよいです。伊勢丹でお買い物帰りに糖分補給するのもまた楽しみの一つ。

 

  • 萬年堂

和菓子を買って帰るなら、銀座の萬年堂も候補に入れたいところ。

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四丁目交差点のプラダの裏という絶妙なところにお店を構えてらっしゃるのですが、その隠れ家的な雰囲気も好き。お店の方もお上品です。11月に頂いた亥の子餅も味わい深くて美味しかった。

三越の地下でうろうろするのも好きなのですが、あんまり人混みの中にいるのも疲れるので、こちらに寄せて頂くことが多いです。きちんとお茶を点てて頂きたいお菓子です。

 

言わずと知れた名店だと思うのですが、最後の晩餐に食べるならテーベッカライと並んで候補に上がるので書いておきます。

一度付き合ってない男の子がくれたことがあって、そのセンスの良さ、そこからうかがい知れる育ち、に思いを馳せました。口煩い女子も黙らせるどら焼きです。笑

うさぎやさん、カフェもあるんですよね。いつかお邪魔したいな。ふっくらふかふかのどら焼きの皮、たぶん延々と食べられると思います。

 

  • 仙太郎

割と百貨店に入ってるイメージなので、お求めやすいのではないでしょうか。私の中の仙太郎さんといえば、このお箱です。

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この前歌舞伎座に行った時に母が買ってきてくれたもの。この箱、よく実家で見たので懐かしい。一度お弁当箱がわりにお惣菜を詰められたことがありました。

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和菓子の何がいいって、季節をしかと感じられるところなんですよね。普段お花見とかする余裕がなかったり、季節のお花に疎い私でも季節を思い出すことができる。もうすぐ柏餅の季節、たのしみだなあ。

 

真面目に綴っていたらかなりの文量になってしまった…。今更まとめるまでもないよく知られた名店ばかりなので恥ずかしい気もしますが、甘いものが欲しくなる季節なのでご容赦ください。

きらきらきさらぎ

2018年が15%終わろうとしているんだそうだ。もう時間の流れの速さにいちいち驚きもしなくて、指の間からさらさらと零れ落ちていく砂をじっと見ている感覚に近い。あーあ。

今月は息を止めている間に過ぎ去っていった。ひたすら歌舞伎を観て、テニラビに時間を奪われ、やっとモーパッサンの『女の一生』を読み終わった。仕事中はずっと呼吸が浅いので一週間のうちまともに呼吸できるのは週末だけなのに、その週末も別の意味で息が詰まる観劇に費やしているので、おそらく頭に酸素が回っておらず十分な言葉が排出されない。そうこうしているうちに春がしれっと来るのである。

歌舞伎の観劇録はnoteで書いているし(最近書いていないけれど)、何故歌舞伎をこんなに観ているのかについてもいつか書こうと思うので、今は書かない。ただ今月は興行として大変な月で、いかんせん息を止めてじっと見つめてしまうほど好きな歌舞伎役者が二人も出ていたのだ。オペラグラスから変な光線が出ていやしないか心配なくらい見つめたし、同じ舞台の上に好きな役者(しかも60歳くらい年が離れている、彼らの狭間に生を受けている僥倖)が並んでいるのでどこを見ていたらいいのかわからず混乱した。有限の美しさをまざまざと見せ付けられて、楽しいことはすぐに終わりを予期させるので、私はずっと鉛色の気持ちを抱えながら視覚聴覚情報全てをそのまま記録しようと全神経を感覚に向けていた。海外旅行に向かうフライト中の気持ちに近い。

その点、いつまでも中学生でいてくれるからテニスの王子様はやめられない。ほぼ永遠。彼らの誕生日を祝うたびにいったいこれは何回目だろうかと思うけれど、そうこうしているうちに私は彼らのダブルスコアに近い年齢になり、でも多分10年後も大して変わっていないのだろうと容易に想像がつく。いつまでも不二先輩と付き合いたい中2女子の心は失われないだろう。しかしテニラビに熱中しすぎて眼精疲労がすさまじいので、しばらくは自重する。視覚に頼りきった刺激/フィクションの摂取が多すぎて偏りを感じたので、気分転換にクラシックあるいは外国語のポッドキャストを聞いてモードを無理やり切り替える。モードの反復横跳びが過ぎるので時々反動にめまいがする。テニミュの「Do your best!」のあとにラフマニノフのピアコン2番が流れてくると結構ぎょっとするからやめてほしい。

基本的に現実から逃げることしか考えていないのでしょっちゅう旅行に行きたがるのだが、そういうわけにも行かないので本を読んでその空間にいる気持ちになることが多い。半年前に行ったくせにもうヨーロッパの乾燥しているのに鈍い空気が恋しくて、石畳の上を闊歩したくて、その気持ちをぶつけるようにフランス文学を読んでいる。モーパッサンの『女の一生』は途中であっけらかんとしたしかし残酷なシーンがあって、そのきっぱりとした悲劇らしくない描写にむしろ鶴屋南北を思い出した。号泣している人よりも涙を流せずにぐっとこらえて、代わりに空をにらんでいる人のほうがよほど腹の中のマグマを想像させられて沁みる。これは今月観た玉三郎だ。イメージが混濁していってそのうち記憶もぐちゃぐちゃになるかもしれない。

何か一つを極めるだけの集中力あるいは熱意を維持し続けられないことに対して、ずっと劣等感を持っていた。そしてどうにかそれを克服できないかとももがいてみたけれど、私に足りないことはその集中力あるいは熱意を獲得することではなくて、複数の領域を横断しながら全てを吸い尽くす覚悟なのではないかと思った。たぶんそれは何か一つだけを極めるよりも時間を要するし忍耐も必要で、件の劣等感との付き合いも長くなると思われるけれど、でも全て自分の要素なのだから切り捨てられない。明日の自分がどう思うかは知らないが、こうやって騙し騙し自分と折り合いをつけていたらいつかは終わるだろう。そういえばもうすぐ永遠を誓った日から1年が経って、私は人妻2年生になる。単位はどうであれ、1+1を積み上げていくしかないのだと、今は思っている。